工芸専攻 | 漆芸分野

感性を磨き、新しい伝統文化を創造する

カリキュラムポリシー

漆芸分野では琉球漆芸の技法や表現を吸収すると共に、幅広く日本漆芸全体を学ぶことを基礎とした上で各自の個性を伸ばす教育を目標としています。様々なカリキュラムをとおして創作活動を実践していく専門性を習得することと同時に就職などの多様な進路にも対応し21世紀の現代社会に貢献できる「人間力」を身に付けることも目指しています。

創造の柱となる「素材・技法・表現」を3要素として「歴史・科学・社会」とリンクしながら総合的なバランスの良い教育を展開していきます。

漆芸分野教育環境

漆芸分野では、実習室に様々な道具や材料を機能的に収納できる個人用作業机を置きデザインワークや下地作業を行います。塗りや加飾作業を行う塗り部屋、大型作品の制作スペースとしての造形室や木工室 等の施設を備えていると共に乾漆制作に必要な電気炉や回転研磨機、自動乳鉢 等、多くの機器や漆精用の舟も備えています。

年次 前学期   後学期
3年次 漆芸II   漆芸II
スケッチ 髹漆(2) 
乾漆
立体造形
ポートフォリオ演習
堆錦・箔絵・密蛇絵
漆芸特別演習(沈金)
蒔絵
  自由制作
蒔絵
古美術研究旅行 自由制作
蒔絵
現代作家論
4年次 漆芸III   漆芸III
卒業制作自主研究 卒業制作   卒業制作

講義風景・学生作品

卒業生の声

池田 萌夏(いけだ もえか)

2012年 工芸専攻 入学
2014年 工芸専攻漆芸分野 2年次在学中

漆の一番の魅力は、その表情の豊かさです。漆芸の表現は、色、艶、素材や技法も合わせると、非常にたくさんの表情を持っていると思います。そして他にも、丈夫で軽いなど多くの特徴があります。漆は自分の考えを限りなく表現させてくれ、また、想像を超える可能性の大きな素材のように思います。

私は、漆について何も知らないところから入りました。初めて意識して漆芸作品を見た時、その艶、黒さ、光の反射の仕方などに息が止まるような緊張感を感じたことが漆への興味の始まりです。大学では、日本漆芸は勿論、琉球漆芸についても詳しく勉強し、本土、沖縄、アジアの持つ美意識を比較しながら学ぶことが出来、すごく面白いです。

漆に触れてまだ日が浅く、上手く扱えずに悔しいことが多いですが、先生方や漆芸の友達らに助けてもらいながら、将来、私の感じた漆の美しさや衝撃を多くの人達に感じてもらえるような作品を制作していきたいと思います。