沖縄県立芸術大学
沖縄県立芸術大学 開学30周年「つくる、つなげる30年。」
学部・研究科・附属機関等

音楽芸術研究科(修士課程)

教育研究上の目的

楽芸術研究科は、音楽芸術分野における深い学識と専門的な研究能力を培い、社会において高度に専門的な職業を担うことのできる人材を育成し、もって音楽芸術の発展に寄与することを目的とする。(大学院学則第3条の3)

音楽芸術研究科概要

教育理念・目標

音楽芸術研究科は、音楽芸術の各分野における高度な専門的能力を養成することを目的としています。その上で、建学の理念に則り、沖縄の伝統芸術の技法的特徴や、それらを生成した歴史的・文化的・風土的特性等にも配慮した高度な実技教育を行うとともに、芸術の普遍性の見地から、ひろく東西の美意識に関わる哲学的・美学的・文化的反省に立った芸術教育を行います。また、沖縄を中心とした南島文化の多様な芸能の実態と、伝統的芸術文化の特色を解明するために、それらを歴史的・理論的に追究する音楽構造学および民族音楽学等の観点から、汎アジア的広がりにおける東洋芸術文化の学際的な教育を行います。

これらの教育活動を通じて、芸術文化に対する深い理解と感性をもち、創造力豊かで、将来の社会における音楽芸術分野の幅広い実践活動を担う演奏家や研究者、芸術教育の場における専門的指導者となり得る人材の育成を図ります。

アドミッションポリシー(入学者受け入れの方針)

本研究科の教育理念・目的の達成を目指し、幅広い教養と音楽芸術分野の専門的素養を備え、専門分野の研究を行うに必要な基礎的な能力と目的意識、強い意欲を備えていることを入学者選抜の判定の主眼としています。

カリキュラムポリシー(教育課程編成・実施の方針)

学部段階における教養教育と音楽芸術分野の専門的素養の上に立ち、さらに幅広く深い学識を涵養することを基本に、関連する分野の専門知識を活用できる応用能力を培うなど、それぞれの専門分野における研究能力の一層の向上を図ります。また、将来自立して音楽家や研究者などの高度の専門的な職業を担うための能力の育成を目指します。

ディプロマポリシー(学位授与の方針)

本研究科の教育課程において、専門分野における研究能力または、これに加えて将来自立して音楽芸術分野の高度の専門的職業を担うための能力を修得し、所定の修了単位の取得と修士演奏、修士作品又は修士論文の審査及び試験の合格によって修士(芸術)の学位を授与します。

音楽芸術研究科長 糸数 ひとみ いとかず ひとみ

[写真]糸数 ひとみ

舞台芸術専攻

舞台芸術専攻には、琉球古典音楽、琉球箏曲の実技修得をめざす琉球古典音楽専修と、琉球舞踊、組踊の実技修得をめざす琉球舞踊組踊専修とがあり、高度な技芸を有する演奏者あるいは演技者、また、その指導者および古典芸能を基礎とした新たな芸能の創造者などの人材育成をめざします。

1.琉球古典音楽専修

琉球古典音楽専修では、入学者には主な古典曲、舞踊曲を独演できる技量が求められます。

カリキュラムは琉球古典音楽の大昔節等の習得を中心にし、組踊、舞踊地謡の高度な技芸を習得します。また、伝統音楽を理論的に把握することにより、より深い理解に基づいた将来の実演家または指導者としての資質を身につけます。

修士演奏の合格と単位取得を修了の要件とします。修士演奏には大昔節の独唱、舞踊または組踊の地謡が課せられ、演奏の理解を深めるために副論文の提出も求められます。

[写真]平成25年度修士修了生 前田 博美平成25年度修士修了生 前田 博美

2.琉球舞踊組踊専修

琉球舞踊組踊専修では、入学者には代表的な古典舞踊や雑踊、または組踊の基本的な役柄の演技と唱えをすでに習得していることが求められます。

カリキュラムは、琉球舞踊研究室では古典舞踊の代表的な女踊り、二才踊りなどの技量を高め、組踊研究室では主要な組踊の演目を通して役柄に応じた唱え、演技の習得を中心に組まれています。また、舞踊論、楽劇論などの理論研究を通して古典芸能の理解を深め、さらに創作能力を身につけます。

修士演奏の合格と単位取得を修了の要件とします。修士演奏は、琉球舞踊研究室では、古典女踊りや二才踊り、そして雑踊りまたは創作が課せられます。また、組踊研究室では組踊一番や語り組踊、そして創作または復曲などが課せられます。その他に、いずれも演技の理解を深めるために副論文の提出も求められます。

[写真]組踊舞台の様子

演奏芸術専攻

演奏芸術専攻は、学部で培った基礎の上に、声楽・器楽の専門分野の高度な技術を修得し、演奏芸術を多方面から総合的に研究することで、広く国際的に活躍しうる音楽家や、社会に貢献できる人材育成を目指しています。演奏芸術専攻は、声楽、ピアノ、管弦打楽の3つの専修から成っています。

[写真]学内演奏会(大学院オペラアンサンブル)学内演奏会(大学院オペラアンサンブル)

1.声楽専修

声楽専修は学部で声楽の基礎を学んだ者が、さらに声楽技術を磨き、舞台で表現することをめざして研鑽するところであり、声楽を研究するために必要な総合的能力と目的意識、強い意欲が求められます。声楽研究室とオペラ研究室があり、いずれかを選択します。

学生はカリキュラムを通し、学部で培った教養と専門的基礎の上に、幅広い学識を深め、自分の声と表現の特質を把握し、レパートリーの確立をめざします。声楽研究室ではリサイタルを開催するのに必要な演奏技術と表現を学び、オペラ研究室では一つの役を通し歌い演ずる技術と表現能力に舞台制作に関する実践を加えた、オペラの総合的な力を身につけます。その成果は一般公開される演奏会で問われます。

修士演奏の合格と単位取得を修了の要件とします。修士演奏は40〜50分のリサイタルで、コンサート歌手としての能力や、オペラ歌手としての歌唱・演技の表現能力が審査され、内容に即した副論文の提出も求められます。

[写真]学内演奏会(大学院オペラアンサンブル)

2.ピアノ専修

ピアノ専修は、学部で培った演奏技術を基に演奏実践を重ね、さらなる専門実技の総合的技量を高めるために根気強く研鑽を積んで行こうとする人材を求めています。又、音楽を通して忍耐力のある人間を育成することも目標としています。

入学試験では、古典派ピアノ作品の基本的な演奏技術を見るためにベートーヴェンのピアノ・ソナタを、また幅広いレパートリーの拡充を目指すために複数の時代の作品から合計40分以上になる演奏を課しています。

二年間のカリキュラムは専門実技の個人指導を中心に、協奏曲、室内楽、声楽伴奏などの実技系と、楽曲分析、西洋音楽史、音楽様式論等の理論系科目からなっています。ピアノ研究I、協奏曲研究、室内楽実習は、全て一般公開される演奏会形式による試験で成果が問われます。

修士演奏の合格と単位取得が修了の要件です。修士演奏は70〜90分のソロリサイタルとし、各自のテーマに基づき論理的にも追求した完成度の高い演奏を求めます。
修士演奏に即し、充実した内容の副論文も課しています。

[写真]岩淵 恵美子氏による室内楽実習岩淵 恵美子氏による室内楽実習

3.管弦打楽専修

管弦打楽専修は、学部で専門実技の基礎を学び、さらに技術を高め、演奏することで自己表現したい、と希望する者が研鑽を重ねるための専修であり、そのような強い意識を持った人材を求めています。

カリキュラムは専門実技の個人指導を中心に、オ−ケストラ、室内楽等、器楽奏者として不可欠な分野が実技科目として配置され、さらに楽曲分析、西洋音楽史、音楽様式論などの理論系科目が配置されています。管弦打楽研究Iではコンチェルトが必須となりソリストとして大学のオーケストラと共演する公開演奏試験を行っています。

修士演奏の合格と単位取得が修了の要件です。修士演奏は45分程度のリサイタルで、幅広い表現力を持つ音楽性、完成度の高い優れた技術力を兼ね備えた演奏が求められています。また、芸術家の視点から考察してリポートする副論文の提出も求められています。

[写真]演奏会の様子

音楽学専攻

音楽学専攻には、学部における音楽、舞踊芸能の理論的研究および作曲研究を展開させてさらに高度な能力の獲得をめざすために音楽学専修、作曲専修が置かれ、研究者、作曲家または音楽、舞踊芸能分野において社会に資する人材の養成を目的とします。

1.音楽学専修

音楽学専修には、音楽史、民族音楽学、舞踊芸能論の三つの研究領域があり、当該研究領域のみならず、隣接領域の基本的知識を備えていることが入学時に求められます。

音楽史の領域は、西洋、日本の音楽を対象に、歴史的、美学的、理論的研究をめざします。民族音楽学の領域は、様々な文化における音楽の内部に存する論理(テクスト)とその背景となる歴史的、社会的環境(コンテクスト)の解明をめざします。舞踊芸能論の領域での基本的方法は民族音楽学と同様ですが、身体論に基づいた舞踊芸能の歴史的、美学的研究をめざします。カリキュラムは各分野の講義を通して専門的知識と自己の研究方法が獲得されるように組まれています。また、民族音楽学と舞踊芸能論の領域では、沖縄をはじめとするアジア地域を対象とした研究を特色とします。

単位取得と修士論文の合格を修了の要件とし、修士論文には新たな知見と研究方法の確立が求められます。

[写真]論文発表会の様子

2.作曲専修

作曲専修では、学部で培った音楽的基礎と作曲技術を基盤としてさらに作曲作品における習熟をはかり、その後の創作への確固とした方向付けを求めて一層の研鑽をめざします。したがって単に先人の手法を学ぶばかりでなく、創作的な意欲、より広い視野にたった自主的な研究姿勢が求められます。

カリキュラムでは、いわゆる現代音楽の幕開けまでの時代の西洋音楽の潮流を再検討しつつ、その後現在にいたるまでの多様化、細分化された様々な作曲作品の表現を、楽曲分析、研究を通して講義、演習の形で学びます。それらに立脚したより広い視点から、独自の方向を個々の学生が見出せるよう、2年間の修業年月の中で任意の編成による修士作品を制作し、それを確認すべく実音にする試演の機会が与えられます。

修士作品及び副論文の合格と単位取得を修了の要件とし、修士作品には独創性と表現の明確な意図、高い完成度が求められます。

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