沖縄県立芸術大学

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音楽学研究誌『MOUSA(ムーサ)』


 音楽学コースでは2000年3月から音楽学研究誌『MOUSA(ムーサ)』(ISSN 1345-5443)を刊行しています。音楽学コースの教員(専任・非常勤)のほか、主に本大学で音楽学を学ぶ大学院生(修士課程・博士課程)から投稿された論文や研究ノートを掲載しています。一般の方への頒布はしておりませんので、所蔵している大学図書館等でご利用ください。

■第16号(2015年3月刊行)

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●コンバリュー『音楽史』(1913〜1919)のオペラ史記述―フランス・オペラの評価にみる共和主義の音楽史観―(塚田花恵),pp.1-13/●近代八重山におけるラジオ放送の受信をめぐって―個人の邸宅から公衆の場へ―(三島わかな),pp.15-25/●戦前沖縄からの旧南洋群島移民の音楽芸能行動と三線 (小西潤子),pp.27-42/●浦添市仲西における獅子舞の伝承について―(又吉恭平),pp.43-54/●琉球古典舞踊「かせかけ」の楽曲構成についての考察(真栄城由依・金城厚),pp.55-71/●現存する中国の律管(高瀬澄子),pp.73-82

■第15号(2014年3月刊行)

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●パラオ日本歌謡の歌詞とメロディの分析―「失恋の恨みごと」の表現をめぐって―(小西潤子),pp.1-17/●地方の舞台芸能の変遷と支援団体―モザンビークの歌舞団モンテス・ナムリを事例として―(古謝麻耶子),pp.19-32/●琉球使節がみた日本の芸能―1609年から1872年を対象として―(増井愛華),pp.33-44/●『管絃音義』における「返音」(高瀬澄子),pp.45-64/●女性がつくる塩屋「総踊り」調査報告―その練習にみる日常と交流―(川崎麻愛),pp.65-74/●御冠船の記録に見られる楽器の用法(抄録)(海野貴裕),pp.75-82/●琉球の「笛」は能管だった(金城厚・海野貴裕),pp.83-88/

■第14号(2013年3月刊行)

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●バリのガムラン鍛冶による音作りの民俗技術―レヨンの製作を事例に―(杉山昌子), pp. 1−14/●東京ディズニーシーをつくる音、風景―メディテレーニアンハーバーでの検証―(立石浩希), pp. 15−28/●東亜放送廈門放送局第二放送における音楽番組(三島わかな), pp. 29−40/●ベートーヴェン楽譜校訂者としてのチェルニーの記録資料(大城了子), pp. 41−50/●【シンポジウム報告】・シンポジウム《御冠船踊り―近世琉球の自己表象》について, pp. 51−52/・琉球の外交儀礼における楽器演奏の意味(金城厚), pp. 53−62/・首里王府儀礼を彩る楽の変遷―螺赤頭の楽と笙家来赤頭の楽を中心に―(内田順子), pp. 63−76/・「打花鼓」から見る沖縄の中国文化の受容―唐躍再考―(細井尚子), pp. 77−100/・"打花鼓"について(張中学), pp. 101−110/・故事としての御冠船踊り―尚敬冊封画期―(板谷徹), pp. 111−129/

■第13号(2012年3月刊行)

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●御冠船踊りを観る冊封使(板谷徹),pp. 1-18/●御座楽楽曲における「加花」考(長嶺亮子),pp. 19-26/●ヴァーグナーのパリ演奏会(1860年)とフランスの批評家たち(上山典子),pp. 27-40/●『管弦音義』に見られる図について(高瀬澄子),pp. 41-52/●念仏歌の伝承と解釈について―竹富島喜宝院院主 上勢頭同子氏の語りから―(飯田くるみ),pp. 53-68/●ブラジルの創作盆踊り―盆踊り、モダン盆踊りからマツリ・ダンスへ―(遠藤美奈)pp. 69-82/●モザンビーク国立歌舞団の設立の背景と社会主義時代における活動(古謝麻耶子),pp. 83-92/●新野の盆踊りフィールドノート(大谷智里,田村まどか,安谷屋 佐和子),pp. 93-103/

■第12号(2011年3月刊行)

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●読谷村楚辺における念仏歌の伝承について−イリベーシを中心に(飯田くるみ),pp. 1-14/●琉球王府の「入子躍」と沖縄本島南部のウシデークとの芸態の比較(玉城幸),pp. 12-30/●マウイ島の盆踊り伝授の仕組みに関する考察(遠藤美奈),pp. 31-42/●1930年代のレコードにみる歌仔戯と他芸能ジャンルの関係(長嶺亮子),pp. 43-52/●バリにもたらされた大正琴−カランガスム県アムラプラ周辺のプンティン(梅田英春),pp. 53-64/●1980年代以降にみるバリの楽器鍛冶工房の変化とその要因(杉山昌子)pp. 65-80/●モザンビークにおける弓奏楽器チャカレの受容(古謝麻耶子),pp. 81-92/●戦前・戦後の日本の作曲界における民族的素材の使用法−柴田南雄《追分節考》を通して(玉城秀晃),pp. 93-106/●校訂者としてのリストとベートーヴェン(大城了子),pp. 107-114/●シンポジウム《御冠船躍り−近世琉球の自己表象》第1回「絵巻と唐躍」の記録(板谷徹編)(中国演劇の周辺諸国へ及ぼした影響(葉長海),唐躍について−演目から(細井尚子))

■第11号(2010年3月刊行)

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●J.S.バッハ《半音階的幻想曲とフーガ》BWV903 演奏習慣をめぐる試論−出版譜にみる〈幻想曲〉のアルペジオ奏法(神村紫野・朝山奈津子),pp. 1-30/●ドビュッシーの歌曲創作におけるヴェルレーヌの位置−《月の光》の改作を中心に(森上明),pp.31-44/●移民社会における沖縄県系出身者の新たな挑戦−ハワイ・マウイ島臨済宗妙心寺ハワイ開教院の獅子舞と三世(遠藤美奈),pp.45-56/●バリにおける楽器鍛冶の歴史−ティヒンガン集落の事例から(杉山昌子),pp.57-70/●バリにもたらされた大正琴−タバナン県プシュンガン村のノリン(梅田英春),pp.71-84/●親雲上の鬚−御冠船踊りにおける芸の前提(板谷徹),pp.85-92/

■第10号(2009年3月刊行)

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●異文化様式による音楽創造への一考察−バリ島ガムラン楽器とヴァイオリンの合奏創作作品を通して(魚路恭子),pp. 1-16/●バリのガムラン音楽における音楽様式の研究−デンパサール特別地区グラダック集落の事例を中心に(鈴木良枝),pp. 17-28/●バリのガムラン製作に見る音作りのプロセス−青銅の鍵板楽器類を事例として(杉山昌子),pp. 29-40/●海外における沖縄民俗芸能の実践−ハワイ・マウイ島のウスデーク(遠藤美奈),pp. 41-49/●ベートーヴェンの楽譜出版者−ピアノ・ソナタの場合(大城了子),pp. 51-64/●近代沖縄における音楽教育観の変遷−雑誌『琉球教育』『沖縄教育』の分析を通して(三島わかな),pp. 65-80/●家譜にみられる芸能資料3 薩摩上国(板谷 徹),pp. 81-94/

■第9号(2008年3月刊行)

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●バリのワヤン演目「クンバカルナの戦死」に関する一考察(梅田英春),pp. 1-13/●バリ島の影絵人形芝居ワヤン・アンクルン−クロボカン村における創作と伝播の課程(與那城常和子),pp. 15-26/●古典儀礼曲ルランバタンにおけるゴン・クビャール様式の確立(鈴木良枝),pp. 27-40/●ハワイにおける沖縄音楽(遠藤美奈),pp. 41-54/●ドビュッシーの初期カンタータ《選ばれた乙女》に関する一考察(森上明),pp. 55-70/●明治期の楽譜受容−ベートーヴェンのピアノ作品を中心に(大城了子),pp. 71-85/●明治期沖縄の音楽会プログラムにおける「民謡」概念の形成(三島わかな),pp. 87-99/●精緻歌仔戯の音楽における新しい形式の導入と伝統の継承(長嶺亮子),pp. 101-113/●風鈴の音の象徴性−なぜ風鈴の音は涼しいか(奥山詔子),pp. 115-129/●翻刻『琉球音楽家 山内盛彬氏ヨリノ書翰』(海野貴裕・金城 厚),pp. 131-154/●家譜にみられる芸能資料2 江戸上り(板谷 徹),pp. 155-184/

■第8号(2007年3月刊行)

音楽学-MOUSA08
●教育機関におけるスマル・プグリンガンの復興−ガンブ・アニャルの活動を事例として(杉山昌子),pp. 1-11/●近代日本の音楽観−大正期の音楽論争(石嶺葉子),pp. 13-17/●「兼常洋書文庫」の概要−音楽学関連の文献を中心に(大城了子),pp. 19-28/●昭和初期における在阪沖縄出身者の芸能活動(栗山新也),pp. 29-40/●戦後の文化意識台頭期における琉球芸能−1949年〜50年の琉球舞踊(大城ナミ),pp. 41-58/●絵巻「琉球人坐楽之図」に描かれた「團羽躍」の身体技法の考察(小橋川ひとみ),pp. 59-73/●能の構えについて−動作としての構えを中心に(ブリ・モハメッド),pp. 75-86/●バリ舞踊レゴン・クラトンにみる創られた伝統(梅田英春),pp. 87-101/
●三味線組歌《琉球組》の歌詞配分(覚え書き)(金城 厚),pp. 103-109/●家譜にみられる芸能資料� 冠船(板谷 徹),pp. 111-125/

■第7号(2006年3月刊行)

音楽学-MOUSA07
●花風節新釈(金城厚),pp. 1-8/●安田郷友会のウシンデーク活動(遠藤美奈),pp. 9-21/●バングラデシュの語り物《パラガン》−「グレホルムズとガンジェルク」による上演テクストの試み(ハッサン・A.K.M・ユスフ),pp. 23-36/●スマル・プグリンガンの音律体系における変化−ピッチについての分析(杉山昌子),pp. 37-53/●アメリカのピアノメソードを通して(石嶺葉子),pp. 55-60/●日記帳「仕事と生命」に見る兼常清佐像(蒲生美津子),pp. 61-70/



■第6号(2005年3月刊行)

音楽学-MOUSA06
●ベートーヴェンの〈ディアベッリ変奏曲〉Op.120における諸区分説の概観(大城了子),pp. 1-11/●歌仔戯の歴史的展開−その主要旋律を中心に(長嶺亮子),pp. 13-24/●国立劇場における琉球芸能公演の変遷−1967〜2002年全10回公演記録より(高橋美紀・川鍋かつら),pp. 25-42/●「中国趣味」から共存へ−西洋音楽におけるバリ島のガムランの影響(梅田英春),pp. 43-58/●インドネシア国民文化の生成−バリ島の舞踊劇スンドラタリの生成とその受容を事例として(小池まり子),pp. 59-72/●バリ島の芸能ジェゴグ・テンポ・ドゥル再考(高木尚子),pp. 73-82/●バリのガムラン編成スマル・プグリンガンの音律体系と旋法(杉山昌子),pp. 83-95/●バリ島におけるワヤン・クリッ上演の現状と創作展開−インドネシア国立芸術大学の事例から(與那城常和子),pp. 97-110/

■第5号(2004年3月刊行)

音楽学-MOUSA05
●近衛秀麿作《平調越天楽》のオーケストラ編成について(石嶺葉子),pp. 1-10/●『声楽譜附工工四』初版と復刻版との比較研究(外間正樹),pp. 11-23/●インドネシア・バリ島におけるガムラン音楽の創作活動風景(鈴木良枝),pp. 25-33/●バリ島西部地域に発達した竹ガムラン「ジェゴグ」の歴史的展開(高木尚子),pp. 35-47/●バリの芸能組織サンガルの構造とその活動−トゥンジュク村のフィールドワークから(田中沙織),pp. 49-60/●バリ舞踊における動きの基本要素−男性舞踊《マルガパティ》のフィールドワークから(軍司 愛),pp. 61-71/


■第4号(2003年3月刊行)

音楽学-MOUSA04
●ふたつの初版譜にみられる稿異−ベートーヴェンの《ディアベッリ変奏曲》Op. 120において(大城了子),pp. 1-19/●欧米人が捉える源氏物語の世界(石嶺葉子),pp. 21-37/●中国系シンガポール人の文化的アイデンティティ−シンガポールの道教儀礼における福建系劇団の一考察(長嶺亮子),pp. 39-50/●バリ島のワヤン・クリッにおけるダランの詠唱−音楽的特徴に関する一考察(與那城常和子),pp. 51-65/●バリ島《レゴン・クラトン・ラッセム》の概観(軍司 愛),pp. 67-77/●バリ舞踊の聖俗論議セミナー(1971)の答申をめぐる一考察(梅田英春),pp. 79-92/●エイサーの伝承に関する一考察−沖縄県園田青年会のエイサーのフィールドワークを通して(田渕愛子),pp. 93-104/●村踊りの民俗誌−名護市宮里(板谷 徹),pp. 105-124/

■第3号(2002年3月刊行)

音楽学-MOUSA03
●《ディアベッリ変奏曲》−ベートーヴェンのOp.120と50人の作曲家による変奏曲(大城了子),pp. 1-20/●バリ島のガムラン編成ゴン・クビャールによる創作曲の概観(鈴木良枝),pp. 21-31/●[むんじゅる節]の歌詞の異同について−安冨祖流の「はたち米」と野村流の「あかち米」(新城 亘),pp. 33-38/●沖縄観光におけるエイサーの概観−エイサー団真南風を中心に(田渕愛子),pp. 39-51/●村踊りの民俗誌(稿)−名護市東江(大城ナミ),pp. 53-71/●村踊りの民俗誌−今帰仁村仲宗根(知念由里子),pp. 73-89/


■第2号(2001年3月刊行)

音楽学-MOUSA02
●村踊りの民俗誌−名護市大兼久(板谷 徹),pp. 1-25/●村踊りの民俗誌−恩納村恩納(知念由里子),pp. 27-50/●「長主の大主」データベース稿(2)(清村まり子),pp. 51-57/●文化大革命期における京劇の歴史的概観(長嶺亮子),pp. 59-72/●メヌエット・トリオ間の対照性に関する考察(3)−18世紀ヴィーンのシンフォニーを対象として(三島わかな),pp. 73-91/●ライス「民族音楽学の再モデル化へ向けて」(翻訳)(高橋美樹・吉川秀樹),pp. 93-116/●ストリートパフォーマンス・イン・ニューヨーク(土屋 都),pp. 117-122/●特集 沖縄観光における「文化」を考える,p. 123/●沖縄観光における「文化」を考える(梅田英春),pp. 125-137/●琉球人形にみる沖縄観光文化の一側面−四つ竹人形から琉球リカちゃんまで(大竹有子),pp. 139-151/●戦後新聞記事に見る爬龍船行事のイベント化概観−終戦後から海洋博開催まで(玉山あかね),pp. 153-161/●観光文化政策からみた「かりゆし芸能公演」(梅田英春・清村まり子・長嶺亮子),pp. 163-172/

■第1号(2000年3月刊行)

音楽学-MOUSA01
●21世紀のベートヴェン像を求めてーあるいは新しい「評伝」の可能性(平野 昭),pp. 1-16/●トカラ列島口之島の霜月祭りー1999年度のフィールドワーク報告(竹村嘉晃),pp. 17-36/●「長者の大主」データベース稿(1)(清村まりこ),pp. 37-48/●グンデル・ワヤン・バテルの概観ーバリ島のガムラン編成の一形態(梅田英春),pp. 49-61/●戦前までの沖縄の三線音楽における西洋音楽の受容ー記譜法を中心に(屋嘉真紀子),pp. 62-69/●朝薫の五番がその後の組踊に与えた影響ー音楽の使用法について(外間早苗),pp. 70-82/●メヌエット・トリオ間の対照性に関する考察(2)ーW. A. モーツァルトの四重奏曲および五重奏曲を対象として(三島わかな),pp. 83-97/●女踊り「本嘉手久節」考ー歌と節と振のゆらぎ(板谷 徹),pp. 99-121/  







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