絵画専攻
絵を描き心の眼を養う
アドミッションポリシー
人は生きる指針、共存する証として、どのような時代においても絵を描き続けてきました。高度に情報化し、グローバル化した現代の社会環境においても、自分自身の現実感や存在感を測り、イマジネーションを共有する手段として、普遍的な絵画表現の意義や社会的役割を問うことは、とても重要と考えます。
絵画専攻では、亜熱帯に位置する沖縄の歴史・芸術文化・環境・自然に理解と愛情を持ち、自らの専門性と創作力を高めるために、造形教育の専門性に対して探究心を持って取り組み、他者とのコミュニケーションを積極的に育む人材を求めています。
卒業生の声
坂元 蘭(さかもと らん)
プロフィール
2018年 沖縄県立芸術大学美術工芸学部絵画専攻卒業
2020年 沖縄県立芸術大学造形芸術研究科絵画専修修了
芸術をする上で私が常に持っているテーマを、大学に入るまでは平面でしか表現できませんでしたが、入学して様々な形態や素材で表現できる術を得ることができました。在学中は他大学には無い専門的な授業や、全専攻の基礎が学べる魅力もあり、学部の頃は夜通し美術について語り合う日々もありました。美術を考えると生命感、社会、歴史、哲学が自然と湧いてき、相手と自分の“共通感覚”を深く探る事、他人を知る能力が身につき、卒業後も美術を続ける手段を見つけることも出来ました。自分に無いものあるものを見つけ、どの要素も武器にして生きることができると思いました。
自由に表現、発言、行動ができる。その中で何が良し悪しだったかを考える能力も身につき、社会も知ることができました。そんな絵画専攻だからこそ他専攻の良さが理解できるんだなと改めて実感しています。他府県とは少し変わった独特の生活や歴史を近くに感じながら、生命に溢れた環境での芸術を学べる、いくつもの感性が成長していく楽しさを感じられました。