カリキュラム

油画・日本画共通の授業、その他

◆1年次:【造形基礎】【凸版実習】

造形基礎はデッサン・絵画表現などを通して基礎的造形力を養うことを目的とし、また写真、版画基礎など独自の実習もまじえて絵画表現力の養成を目指します。
【造形基礎】写真実習【造形基礎】パネル実習
学外演習凸版実習


◆2年次:【凹版実習】【平版実習】【古美術研究旅行】

凹版実習平版実習


古美術研究旅行古美術研究旅行


【古美術研究旅行】
 古美術研究旅行は、短期間ながらも優れた古美術から近代美術・現代の美術の作品に集中して接すると同時に、歴史を踏まえた美術の流れを読み取り、各自の創作活動への土壌を培う、絶好の機会であると言えます。それは、芸術作品を鑑賞して歩くと言う単に観光的なものではなく、その土地を訪ね、自身のテーマでフィールドワーク(調査)し、体感することで風土と芸術文化の関係を深く認識する重要な意味があります。したがって、絵画や彫刻作品に興味をもつだけでなく、総合芸術としての建築や庭の鑑賞のほかに街づくりの様子やその土地ならではの表現素材探索も大切な要素です。美術館では企画展示のほかにもコレクション、常設展示の見学も大切です。 充分な下調べとそれぞれのフィールドワークのねらいをもって授業に臨みます。


◆3年次:【孔版実習】

孔版実習孔版実習


講義・演習など ◆1年次~2年次

絵画特論1【絵画特論1】

 絵画専攻教員と非常勤講師が絵画表現・材料についての授業を行い、メディウムの違いを具体的に示す。 油絵、水彩画、テンペラ画、膠絵、アクリル画といった絵画の分類は、絵具の違いによる分類であり、絵具の違いは顔料を練り固めるメディウムの違いである。 この、顔料、メディウム、絵具を、それぞれさらにそれらの原材料から調製することで、素材と表現のかかわりを考察する。


絵画特論2作家による講義【絵画特論2】

 絵画特論2は、絵画専攻教員による各々の絵画論を主軸とした授業をおこない、またそれと合わせて非常勤講師による授業を組み込んでおこないます。非常勤講師による授業は毎年顔ぶれを変えておこない、主に現代美術の作家、美術評論家、美術館関係の学芸員、画廊関係者、美術ジャーナリスト、他大学教員などの今まさに美術状況にかかわりのある方々を講師として招き講義とワークショップの組み合わせで授業をおこないます。講義では作家の制作やコンセプト、立ち位置に関する考察、また美術史的な観点から現代美術の状況論、文化論、美術と社会の関係を問い、ワークショップでは、短時間ながらも作家とのマンツーマンによるコミュニケーションを大切に新たな認識と応用を含む取り組みを企画します。

特論2は、毎年その内容が変わるため、単位習得に関わらず時間の許す限り4年間受講可能。


授業風景など

古美術研究旅行 特論Ⅱ 高山登 講義 凸版実習 特論Ⅱ 講義 平版実習(リトグラフ) 絵画特論Ⅰ 凹版実習(銅版) 写真演習 孔版実習(シルクスクリーン) 絵画特論Ⅱ