沖縄県立芸術大学
音楽部&大学院(修士課程)音楽芸術研究科 シラバス

科目コード 授業科目名 単位数 学期 授業区分
16274 西洋音楽理論W 2 後期 講義
受講年次 担当教員名
琉球芸能専攻2〜3年次 新垣 雄
■テーマ
西洋音楽理論を発展させ、実践的な想像力を高める
■授業の概要
西洋音楽の特徴を理論的に理解することを学ぶ。とりわけ西洋音楽の基礎である和声を学び、簡単な和声課題の実施に習熟することによって、合唱や器楽への編曲法を学ぶ。また、楽式の知識を通して、作曲法への理解を深める。
■到達目標
・#♭3個までの長調・短調において、属七和音および下属和音(ドッペルドミナントを含む)を用いた和声バス課題、およびソプラノ課題の実施ができ、合唱曲やリコーダー曲への編曲ができる。
・平易な楽曲について、楽式の区別、判別ができる。
■授業計画・方法
1. 密集位置と開離位置
2. 属七和音の転回形
3. ソプラノ課題
4. さまざまな調のソプラノ課題
5. 属調への転調を含むソプラノ課題
6. ドッペル・ドミナントの和音の用法
7. 総合課題の実施
8. 合唱譜への編曲
9. ピアノ伴奏歌曲の合唱曲への編曲方法
10. ピアノ伴奏歌曲の合唱曲への編曲実施 
11. リコーダー二重奏への編曲
12. 基礎楽式について
13. ソナタ形式について
14. トリオ形式、ロンド形式について
15. ポイントの復習と点検、および定期試験
■履修上の留意点(授業以外の学習方法を含む)
毎週、指定された和声課題を実施してくることが必須である。
ピアノで弾いてみることが上達のポイントである。
■成績評価の方法・基準
【方法】
属七和音を含む和声バス課題の実施について、学期末に筆答試験(90%)を実施し、さらに平常授業における課題実施の宿題の提出状況(10%)を加味する。
【基準】 到達目標を観点として、履修規程に定める「授業科目の成績評価基準」に則り評価する。
■教科書・参考文献(資料)等
教科書
毎時の授業にて配布する
テキスト
毎時の授業にて配布する
参考文献
島岡譲『和声T理論と実習』音楽之友社
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