沖縄県立芸術大学
音楽部&大学院(修士課程)音楽芸術研究科 シラバス

科目コード 授業科目名 単位数 学期 授業区分
16287・16289 副科実技T(和楽器) 1 前期 実技
受講年次 担当教員名
全専攻2年次 〇山内昌也(歌三線)、〇高瀬澄子・石嶺葉子・中村仁美・石川高(雅楽)
■テーマ
和楽器の実技
■授業の概要
・歌三線・雅楽の基礎的技法を習得する。
■到達目標
・和楽器を習得することで、視野を広げ、豊かな感性を培い、日本の伝統音楽に対する理解を深めることを目標とする。
■授業計画・方法
【歌三線】
1.楽器のひみつ(構造・歴史的背景) 楽器を構えてみよう 音を出してみよう
2.楽譜の読み方(記譜法説明) ポジション練習
3.「てぃんさぐの花」練習
4.「安波節」練習
5.「安里屋ゆんた」練習
6.「かたみ節」練習
7.これまでの課題曲のまとめ(演奏できるか)
8.「テンヨー節」練習
9.「唐船どーい」練習
10.沖縄の芸能に関する基礎知識
11.「かぎやで風節」練習
12.「秋の踊り」練習
13.琉球古典芸能に関する基礎知識
14.これまでの練習曲の総括
15. 総括 定期試験を実施する。

【雅楽】
1. オリエンテーション(雅楽の概説、楽器の扱い方、楽譜の読み方)
2. 「越天楽」唱歌1(篳篥)
3. 「越天楽」唱歌2(龍笛)
4. 「越天楽」唱歌3(笙)
5. 「越天楽」三管の演奏1(篳篥:音を鳴らす)
6. 「越天楽」三管の演奏2(篳篥:旋律を奏でる)
7. 「越天楽」三管の演奏3(龍笛:音を鳴らす)
8. 「越天楽」三管の演奏4(龍笛:旋律を奏でる)
9. 「越天楽」三管の演奏5(笙:音を鳴らす)
10. 「越天楽」三管の演奏6(笙:和音を奏でる)
11. 「越天楽」三管の合奏1(パート練習)
12. 「越天楽」三管の合奏2(合奏)
13. 「越天楽」三管の合奏3(止め手)
14. 「越天楽」唱歌の復習と合奏
15. 総括、および定期試験
■履修上の留意点(授業以外の学習方法を含む)
・音楽表現専攻・音楽文化専攻の教職必修科目である。
・歌三線または雅楽のいずれか一つを選択すること。
・雅楽のクラスでは、唱歌をよく復習すること。
■成績評価の方法・基準
【方法】
・実技試験(40%)、学習受講態度(60%)を併せて総合的に判断する。
【基準】 到達目標を観点として、履修規程に定める「授業科目の成績評価基準」に則り評価する。
■教科書・参考文献(資料)等
教科書
【歌三線】
琉球古典音楽工工四(上巻)(伊差川世瑞 世禮國男著 琉球古典音楽野村流音楽協会 著作)
楽しい沖縄三線教室(山内昌也著 千野音楽出版)
【雅楽】
適宜プリントを配布する。
テキスト
適宜プリントを配布する。
参考文献
【歌三線】
島袋盛敏・翁長俊郎『標音評釈 琉歌全集』(武蔵野書院)
【雅楽】
『篳篥譜』『龍笛譜』『鳳笙譜』小野雅楽会、1977年。
笹本武志『はじめての雅楽 笙・篳篥・龍笛を吹いてみよう』東京堂出版、2006年。
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