沖縄県立芸術大学
音楽部&大学院(修士課程)音楽芸術研究科 シラバス

科目コード 授業科目名 単位数 学期 授業区分
16288・16290 副科実技U(和楽器) 1 後期 実技
受講年次 担当教員名
全専攻2年次 〇山内昌也(歌三線)、〇高瀬澄子・石嶺葉子・中村仁美・石川高(雅楽)
■テーマ
和楽器の実技
■授業の概要
・歌三線・雅楽の応用的技法を習得する。
■到達目標
・和楽器を習得することで、視野を広げ、豊かな感性を培い、日本の伝統音楽に対する理解を深めることを目標とする。
■授業計画・方法
【歌三線】
1.副科実技Tの練習曲復習(第1回目)
2.副科実技Tの練習曲復習(第2回目)
3.「上り口説」練習
4.琉球舞踊「上り口説」について
5.「ごえん節」練習
6.祝儀曲について
7.これまでの課題曲のまとめ(演奏できるか)
8.「かぎやで風」「ごえん節」練習(スムーズに演奏できるか)
9.「谷茶前節」練習
10.琉球舞踊「谷茶前」について
11.「谷茶前」「テンヨー節」「唐船どーい」練習(早弾曲のリズム)
12.これまでの練習曲総括1(暗譜演奏できるように)
13.これまでの練習曲総括2(曲想を意識して)
14.これまでの練習曲総括3(リズムの感受性)
15.総括 定期試験を実施する。

【雅楽】
1. 「越天楽」唱歌
2. 「越天楽」三管の演奏(パート練習)
3. 「越天楽」三管の合奏
4. 「平調音取」
5. 「五常楽」唱歌
6. 「五常楽」三管の演奏1(篳篥)
7. 「五常楽」三管の演奏2(龍笛)
8. 「五常楽」三管の演奏3(笙)
9. 「五常楽」三管の合奏
10. 打ち物(鞨鼓、鉦鼓、太鼓)
11. 弾き物1(琵琶)
12. 弾き物2(箏)
13. 歌物、舞
14. 「平調音取」「越天楽」合奏
15. 総括、および定期試験
■履修上の留意点(授業以外の学習方法を含む)
・音楽表現専攻・音楽文化専攻の教職必修科目である。
・歌三線または雅楽のいずれか一つを選択すること。
・雅楽のクラスでは、授業の一部を12月または2月の集中講義期間中に行う。
・雅楽のクラスでは、唱歌をよく復習すること。
■成績評価の方法・基準
【方法】
・実技試験(40%)、学習受講態度(60%)を併せて総合的に判断する。
【基準】 到達目標を観点として、履修規程に定める「授業科目の成績評価基準」に則り評価する。
■教科書・参考文献(資料)等
教科書
【歌三線】
琉球古典音楽工工四(上巻・舞踊曲集)(伊差川世瑞 世禮國男著 琉球古典音楽野村流音楽協会 著作)
楽しい沖縄三線教室(山内昌也著 千野音楽出版)
【雅楽】
適宜プリントを配布する。
テキスト
適宜プリントを配布する。
参考文献
【歌三線】
島袋盛敏・翁長俊郎『標音評釈 琉歌全集』(武蔵野書院)
【雅楽】
『篳篥譜』『龍笛譜』『鳳笙譜』小野雅楽会、1977年。
笹本武志『はじめての雅楽 笙・篳篥・龍笛を吹いてみよう』東京堂出版、2006年。
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