科目コード | 授業科目名 | 単位数 | 学期 | 授業区分 | |
42113 | 声楽実技T | 3 | 前期 | 実技 | |
受講年次 | 担当教員名 | ||||
音楽表現専攻声楽コース1年次 | ◯松田奈緒美、片桐仁美、五郎部俊朗、山内昌也 |
■テーマ |
・声楽の基礎である呼吸法や発声法を習得し、歌唱技術の向上を目標とする。 ・リズムや音程など、正しく歌唱できるようにする。 ・平易な歌曲(日本語・イタリア語)を中心に学びながら、それぞれの言語の持つ響きを体得する。 ・外国語の意味を理解し、ディクションに配慮して歌えるようにする。 |
■授業の概要 |
声楽の基礎的な技術を学習する。コンコーネ50番を階名やヴォカリーズで歌い、発声の基盤を確立すると共に、譜読みの力を育成する。また、声楽独唱曲の課題(日本歌曲・イタリア歌曲)を、各自の習熟度に応じて難易度の高くない曲から始め、歌唱技術と表現方法を学ぶ。 |
■到達目標 |
・声楽の基礎である呼吸法や発声法を習得し、歌唱技術の向上を目標とする。 ・リズムや音程など、正しく歌唱出来るようにする。 ・平易な歌曲(日本語・イタリア語)を中心に学びながら、それぞれの言語の持つ響きを体得する。 ・外国語の意味を理解し、ディクションに配慮して歌えるようにする。 |
■授業計画・方法 |
※個人指導による実技のため、各回1時間(学則29条) 1.学生の声域・声質を把握し、入学前の学習内容について話し合い、課題を設定する。 2.呼吸法について学習する。身体に余分な力が入っていないか等をチェックする。 3.コンコーネ50番(1・2)、ヴォカリーズで自然な発声を身に着けるよう指導する。 4.コンコーネ50番(3)日本語と外国語(イタリア語)の母音・子音の違いを学ぶ。 5.コンコーネ50番(4)「浜辺の歌」等の日本歌曲と、イタリア歌曲集1より課題曲1を与え、それぞれの違いを 感じる。 6.コンコーネ50番(5)美しい日本語の表現法を学びつつ、西洋発声のより豊かな声の響きを模索させる。 7.コンコーネ50番(6)日本語作品とイタリア語作品における歌唱について、それぞれの表現を工夫させる。 8.コンコーネ50番(7)発声法についての中間チェック。各自の技術的な問題点を洗い出す。 9.コンコーネ50番(8)イタリア歌曲集1より課題曲2・3。リズム・音程などに注意する。 10.コンコーネ50番(9)イタリア歌曲集1より課題曲2・3。伊語のディクションに配慮する。 11.コンコーネ50番(10)イタリア歌曲集1より課題曲4・5。歌詞の意味について理解する。 12.コンコーネ50番(11)イタリア歌曲集1より課題曲4・5。バロック音楽の様式感を感じる。 13.コンコーネ50番(12)それまでの課題曲を復習し、試験曲を決める。 14.試験曲を暗譜で歌えるようにする。声の充実と、音楽表現を工夫させる。 15.仕上げ。総合的な意味で、楽曲の完成度を高めさせる。定期試験を行う:5分以内の自由曲を1曲 |
■履修上の留意点(授業以外の学習方法を含む) |
楽譜は必要に応じて購入すること。伴奏者との連絡、楽譜の用意は各自が責任をもって行うこと。 |
■成績評価の方法・基準 |
【方法】 定期試験において、リズム・音程を正確に歌えたか、歌詞がきれいに発音出来ていたか、豊かな声の響きを表現できていたか、などの観点により総合的に採点する。最終的な評価は、平常点を10%、定期試験を90%として評価する。 |
【基準】 到達目標を観点として、履修規程に定める「授業科目の成績評価基準」に則り評価する。 |
■教科書・参考文献(資料)等 |
□教科書 コンコーネ50番(全音出版)、イタリア歌曲集1(全音出版)。 日本語作品については、担当教員が提示する。 |
□テキスト 教員の指示による。 |
□参考文献 教員の指示による。 |