沖縄県立芸術大学
音楽部&大学院(修士課程)音楽芸術研究科 シラバス

科目コード 授業科目名 単位数 学期 授業区分
42114 声楽実技U 3 後期 実技
受講年次 担当教員名
音楽表現専攻声楽コース1年次 ◯松田奈緒美、片桐仁美、五郎部俊朗、山内昌也
■テーマ
各自の習熟度に応じた声楽の個人レッスン
■授業の概要
声楽の基礎的な技術を学習する。コンコーネ50番(13番〜25番)を階名やヴォカリーズで歌い、発声の基盤を確立すると共に、譜読みの力を育成する。また、各自の習熟度に応じて声楽独唱曲の課題(イタリア歌曲)を与え、声楽実技Tでの学習をさらに発展させて、歌唱技術と表現方法を学ぶ。
■到達目標
・声楽の基礎である呼吸法や発声法を習得し、歌唱技術の向上を目標とする。
・リズムや音程など、正しく歌唱出来るようにする。
・外国語の意味を理解し、ディクションに配慮して歌えるようにする。
・音楽的な表現力を身につける。
■授業計画・方法
※個人指導による実技のため、各回1時間(学則29条)
1.コンコーネ50番(13)イタリア歌曲集1より課題曲1・2。リズム・音程などに注意する。
2.コンコーネ50番(14)イタリア歌曲集1より課題曲1・2。歌詞の意味を理解する。
3.コンコーネ50番(15)イタリア歌曲集1より課題曲3・4。リズム・音程などに注意する。
4.コンコーネ50番(16)イタリア歌曲集1より課題曲3・4。歌詞の意味を理解する。
5.コンコーネ50番(17)イタリア歌曲集1より課題曲5・6。伊語のディクションに注意する。
6.コンコーネ50番(18)イタリア歌曲集1より課題曲5・6。フレージングを考えて歌う。
7.コンコーネ50番(19)イタリア歌曲集2より課題曲7・8。伊語のディクションに注意する。
8.コンコーネ50番(20)イタリア歌曲集2より課題曲7・8。フレージングを考えて歌う。
9.コンコーネ50番(21)イタリア歌曲集2より課題曲9・10。豊かな声の響きを探求する。
10.コンコーネ50番(22)イタリア歌曲集2より課題曲9・10。表現を工夫して歌う。
11.コンコーネ50番(23)イタリア歌曲集2より課題曲11・12。豊かな声の響きを探求する。
12.コンコーネ50番(24)イタリア歌曲集2より課題曲11・12。表現を工夫して歌う。
13.コンコーネ50番(25)それまでの課題曲を復習し、試験曲を決める。
14.試験曲を暗譜で歌えるようにする。さらなる声の充実と、音楽表現の工夫をさせる。
15.仕上げ。総合的な意味で、楽曲の完成度を高めさせる。定期試験を行う:5分以内の自由曲を1曲
 
 
■履修上の留意点(授業以外の学習方法を含む)
楽譜は必要に応じて購入すること。伴奏者との連絡、楽譜の用意は各自が責任をもって行うこと。
 
■成績評価の方法・基準
【方法】
定期試験において、リズム・音程・ディクション・声の響き、および音楽の表現力など、それぞれの観点を総合的に採点する。最終的な評価は、平常点を10%、定期試験を90%として評価する。
【基準】 到達目標を観点として、履修規程に定める「授業科目の成績評価基準」に則り評価する。
■教科書・参考文献(資料)等
教科書
コンコーネ50番(全音出版)、イタリア歌曲集1・2(全音出版)。
テキスト
教員の指示による。
参考文献
教員の指示による。
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