科目コード | 授業科目名 | 単位数 | 学期 | 授業区分 | |
42213 | 声楽実技V | 3 | 前期 | 実技 | |
受講年次 | 担当教員名 | ||||
音楽表現専攻声楽コース2年次 | ◯松田奈緒美、片桐仁美、五郎部俊朗、山内昌也 |
■テーマ |
各自の習熟度に応じた声楽の個人レッスン |
■授業の概要 |
声楽T・Uで学んだことを応用し、技術向上を目指す学習。コンコーネ50番(26番〜38番)を階名やヴォカリーズで歌い、発声の基盤を確立すると共に、確かな読譜力を育成する。また、各自の習熟度に応じて声楽独唱曲の課題(日本歌曲・トスティ歌曲)を与え、それまでの学習をさらに発展させて、歌唱技術と表現方法に磨きをかける。 |
■到達目標 |
・声楽の基礎である呼吸法や発声法を習得し、声域や声量など歌唱時におけるスキルアップを図る。 ・声楽Tを発展させる形で、日本語とイタリア語、それぞれに適した声の響きを追求する。 ・外国語の意味を理解し、ディクションに配慮して歌えるようにする。 ・音楽的な表現力を身につける。 |
■授業計画・方法 |
※個人指導による実技のため、各回1時間(学則29条) 1.コンコーネ50番(26)日本歌曲の課題曲1・2。歌詞を朗読し、日本語の発音に注意する。 2.コンコーネ50番(27)日本歌曲の課題曲1・2。歌詞と旋律が結びついた表現を工夫させる。 3.コンコーネ50番(28)日本歌曲の課題曲3・4。歌詞を朗読し、日本語の発音に注意する。 4.コンコーネ50番(29)日本歌曲の課題曲3・4。歌詞と旋律が結びついた表現を工夫させる。 5.コンコーネ50番(30)日本歌曲の課題曲5・6。歌詞を朗読し、言葉の意味を感じ取る。 6.コンコーネ50番(31)日本歌曲の課題曲5・6。美しい日本語の響きを声で表現する。 7.コンコーネ50番(32)トスティ歌曲集より課題曲1・2。伊語のディクションに注意する。 8.コンコーネ50番(33)トスティ歌曲集より課題曲1・2。フレージングを考えて歌う。 9.コンコーネ50番(34)トスティ歌曲集より課題曲3・4。歌詞を朗読し、意味を考える。 10.コンコーネ50番(35)トスティ歌曲集より課題曲3・4。歌詞の意味を感じながら表現する。 11.コンコーネ50番(36)トスティ歌曲集より課題曲5・6。豊かな声の響きを追求する。 12.コンコーネ50番(37)トスティ歌曲集より課題曲5・6。音楽表現を工夫して歌う。 13.コンコーネ50番(38)それまでの課題曲を復習し、試験曲を決める。 14.試験曲を暗譜で歌えるようにする。美しい声の響きを意識させ、音楽表現の工夫をさせる。 15.仕上げ。総合的な意味で、楽曲の完成度を高めさせる。定期試験を行う。 定期試験:8分以内の自由曲を2曲(日本歌曲および、トスティ歌曲) |
■履修上の留意点(授業以外の学習方法を含む) |
楽譜は必要に応じて購入すること。伴奏者との連絡、楽譜の用意は各自が責任をもって行うこと。 |
■成績評価の方法・基準 |
【方法】 定期試験において、音楽的正確さ・ディクション・美しい声の響き、およびそれぞれの音楽に適した表現が出来たか等、いくつかの観点を総合的に採点する。最終的な評価は、平常点を10%、定期試験を90%として評価する。 |
【基準】 到達目標を観点として、履修規程に定める「授業科目の成績評価基準」に則り評価する。 |
■教科書・参考文献(資料)等 |
□教科書 コンコーネ50番(全音出版)、トスティ歌曲集(全音出版)。日本語作品については、担当教員が提示する。 |
□テキスト 教員の指示による。 |
□参考文献 教員の指示による。 |