科目コード | 授業科目名 | 単位数 | 学期 | 授業区分 | |
42214 | 声楽実技W | 3 | 後期 | 実技 | |
受講年次 | 担当教員名 | ||||
音楽表現専攻声楽コース2年次 | ◯松田奈緒美,片桐仁美、五郎部俊朗、山内昌也 |
■テーマ |
各自の習熟度に応じた声楽の個人レッスン |
■授業の概要 |
声楽T〜Vで学んだことをベースに、声楽技術を向上させるための学習。コンコーネ50番(39番〜50番)を教材として利用し、さらなる声の充実を図る。また、各自の習熟度に応じて声楽独唱曲の課題を与え、それまでの学習をさらに発展させて、歌唱技術と表現方法に磨きをかける。学生の適性によっては、シューベルト歌曲の代わりに、イタリア語作品(トスティ・ドナウディ・ベッリーニ等)を継続して学習することも出来る。また、後半ではモーツァルトのオペラ作品からアリアに取り組ませ、さらに表現の幅を広げる。 |
■到達目標 |
・声楽の基礎である呼吸法や発声法を習得し、声域や声量など歌唱時におけるスキルアップを図る。 ・外国語の意味を理解し、ディクションに配慮して歌えるようにする。 ・歌曲とは違う、オペラ・アリアにおける音楽表現を身に付ける。 ・総合的な意味で、歌唱における表現力を向上させる。 |
■授業計画・方法 |
※個人指導による実技のため、各回1時間(学則29条) 1.コンコーネ50番(39)ドイツ語の発音・読み方を学習する(ウムラウトの発音等)。 2.コンコーネ50番(40)シューベルト歌曲集1より課題1。ドイツ語の発音に気を付けて歌う。 3.コンコーネ50番(41)シューベルト歌曲集1より課題1。歌詞の意味を理解して歌う。 4.コンコーネ50番(42)シューベルト歌曲集1より課題2・3。発音に気を付けて歌う。 5.コンコーネ50番(43)シューベルト歌曲集1より課題2・3。歌詞を朗読し、意味を感じ取る。 6.コンコーネ50番(44)シューベルト歌曲集1より課題4・5。発音に気を付けて歌う。 7.コンコーネ50番(45)シューベルト歌曲集1より課題4・5。歌詞を朗読し、意味を感じ取る。 8.コンコーネ50番(46)モーツァルトのオペラから課題を与える。歌曲との違いを理解する。 9.コンコーネ50番(47)オペラ・アリア課題曲。楽譜通り正確に歌えるようにする。 10.コンコーネ50番(48)オペラ・アリア課題曲。ディクションに気を付けて歌う。 11.コンコーネ50番(49)オペラ・アリア課題曲。豊かな声の響きを追求する。 12.コンコーネ50番(50)オペラ・アリア課題曲。余裕があれば、歌曲と並行して学習する。 13.それまでの課題曲を復習し、試験曲を決める。 14.試験曲を暗譜で歌えるようにする。美しい声の響きを意識させ、音楽表現の工夫をさせる。 15.仕上げ。総合的な意味で、楽曲の完成度を高めさせる。定期試験を行う。 定期試験:4分〜8分以内の自由曲を2曲(アリア・歌曲、各1曲ずつ) ※時間に満たない場合、歌曲を1曲追加することができる。 |
■履修上の留意点(授業以外の学習方法を含む) |
楽譜は必要に応じて購入すること。伴奏者との連絡、楽譜の用意は各自が責任をもって行うこと。 |
■成績評価の方法・基準 |
【方法】 定期試験において、音楽的正確さ・ディクション・美しい声の響き、およびそれぞれの音楽に適した表現が出来たか等、いくつかの観点を総合的に採点する。最終的な評価は、平常点を10%、定期試験を90%として評価する。 |
【基準】 到達目標を観点として、履修規程に定める「授業科目の成績評価基準」に則り評価する。 |
■教科書・参考文献(資料)等 |
□教科書 コンコーネ50番(全音出版)、シューベルト歌曲集1(全音出版)。 その他の作品については、担当教員が提示する。 |
□テキスト 教員の指示による。 |
□参考文献 教員の指示による。 |