科目コード | 授業科目名 | 単位数 | 学期 | 授業区分 | |
44213 | ピアノ実技V | 3 | 前期 | 実技 | |
受講年次 | 担当教員名 | ||||
ピアノコース2年次 | ○小沢麻由子・小杉裕一 |
■テーマ |
・個々の習熟度に応じた課題曲を設定し、高度なテクニックを養う。 |
■授業の概要 |
・ロマン、近現代の作品を中心に、幅広い年代の音楽様式を研究する。 ・高度なテクニックを用いて、多くの表現方法を学習する。 ・時代様式感に基いた演奏を実践する。 |
■到達目標 |
・5月下旬に設定されている学内演奏会(試験も兼ねる)では、15分程度の自由曲を演奏する。 ・試験の課題曲は10分以上15分以内の高度なテクニックを有する曲を演奏する。 ・学内演奏会及び試験は共に暗譜で演奏する。 |
■授業計画・方法 |
個人指導による実技のため各回1時間(学則29条) 1.ピアノ実技Uで検討した楽曲の譜読みを確認し、学内演奏会までの学習計画を立案する。 2.時代様式に則った表現について学習し、作品を大きく捉える感覚を研究する。 3.作品の時代背景や作曲家についても深く研究する。 4.研究した内容をプログラム解説として執筆する準備を行う。 5.解説文を提出し、演奏曲のより幅広い表現方法を研究する。 6.試験とは違う演奏会でのステージマナーや、演奏作品の完成度を学習する。 7.学内演奏会後の試験曲を検討し決定する。 8.学内演奏会の反省事項を確認し、試験曲に早急に取り組む。 9.試験曲は一部学内演奏会での曲を含めても良いので、より高度な完成度を目指して学習する。 10.作品に要求されている表現を実践するための、多彩なテクニックを研究する。 11.曲による様式感の違いを研究し、高度なペダリング技術を学習する。 12.作品全体を通して、一貫性のある演奏語法や演奏解釈を追求する。 13.豊かな表現方法と、立体的な響きを研究する。 14.暗譜の確認と、演奏作品としての完成度を追求する。 15.最終的な試験曲の完成度を確認し、ピアノ実技Wの演奏曲について検討する。 定期試験を実施する |
■履修上の留意点(授業以外の学習方法を含む) |
・授業時間以外に予め充分な時間の練習を行うこと。 |
■成績評価の方法・基準 |
【方法】 学内演奏会(試験も兼ねる)及び定期試験では、暗譜の正確さ(20%)、それぞれの完成度(30%)と音楽性(50%)等を総合的に判断し採点した審査結果を基に、全試験官の学内演奏会と定期試験の平均点を合算して、成績評価とする。学内演奏会及び試験終了後に、試験官全員の個人採点結果と個別講評を配付する。 |
【基準】 到達目標を観点として、履修規程に定める「授業科目の成績評価基準」に則り評価する。 |
■教科書・参考文献(資料)等 |
□教科書 教員の指示による |
□テキスト 個々の課題曲や、学内演奏会及び試験曲の楽譜は、学生自身が準備する。 |
□参考文献 「バラード集」ショパン著 ジェスク音楽文化振興会出版 他 |