沖縄県立芸術大学
音楽部&大学院(修士課程)音楽芸術研究科 シラバス

科目コード 授業科目名 単位数 学期 授業区分
44224 ピアノ重奏W 1 後期 実技
受講年次 担当教員名
ピアノコース2年次 ○和田紘平・小杉裕一・小沢麻由子
■テーマ
学生同士のペアによる2台ピアノ作品の取り組み、ならびにレッスンを通して、ピアノ重奏における発展的奏法を習得する。
■授業の概要
ピアノ重奏T・U・Vの発展科目としてさらに研究を深め、レパートリーと技術の幅を広げる。ピアニストとしての実務経験を持つ担当教員からのアドバイスを活かし、より実践的な観点から演奏について考える。
■到達目標
・ピアノ重奏T・U・Vを通して学んだことを活かし、ピアノ重奏におけるより発展的な奏法の修得を目標とする。その具体的なポイントとして「楽曲の分析と理解」「テンポ感の共有」「アインザッツとタイミング」「ディナーミク、アーティキュレーション、ペダリング」「呼吸、フレーズ感」「音質の追及と研究」「響きのバランスと立体的な音響設計」が挙げられる。
・重奏Vよりも「音質の追及と研究」「響きのバランスと立体的な音響設計」といった発展的な要素にウエイトを置けることが望ましい。
■授業計画・方法
11月末に学内演奏会(試験を兼ねる)に出演する。

ペアのメンバーはピアノ重奏Vと同じである。授業スケジュールは以下を参考の上、各担当教員と相談して決定する。

1.2台ピアノ作品と演奏パートを検討し決定する。
2.各自パートの譜読み、および他のパート、全体的なテンポ感の確認。
3.作品の成り立ちやスタイルを把握する。
4.アインザッツが必要な個所、各フレーズのタイミングを把握する。また和声構造等を含むフレーズ全体の流れやお互いの重なり意識し、音楽の呼吸を合わせる。
5.各奏者のパートの重なり、音楽の呼吸に留意しながら演奏ができるようにする。
6.各部分におけるお互いのデュナーミク、アーティキュレーションの確認。それぞれの強弱指示や記号の捉え方、奏法の共有。
7.デュナーミクやアーティキュレーションについてアンサンブル的に再考し、さらなるまとまりを目指す。
8.より効果的な表現を目指し、奏法等について奏者同士で意見交換を行う。
9.前回の意見交換をもとに、さらなる響きのまとまりを目指して実践的に検討する。
10.常に相手のパートに気を配り、2人でひとつの響きを作り上げる意識をもって演奏できるようにする。
11.立体的な音響を目指して、相手パートのフレージングや強弱、アーティキュレーションとの関わり合いの最終確認をする。
12.最終的なテンポ設定を再確認するとともに、より大きな視野から幅広い音楽表現の可能性を模索する。
13.作品としての演奏解釈を確立させるように研究する。
14.完成度の高い演奏を目指して仕上げを行う。実務経験のある教員によるアドバイスを受ける。
15.まとめ 作品のスタイルを守りつつ、常に相手のパートや全体の音響に気を配り、2人でひとつの響きを作り上げる意識をもって演奏できるようにする。 ※定期試験を実施する
 
■履修上の留意点(授業以外の学習方法を含む)
計画的に個人練習、グループでの合わせ練習を行うこと。
 
■成績評価の方法・基準
【方法】
定期試験90%、平常点10%
【基準】 到達目標を観点として、履修規程に定める「授業科目の成績評価基準」に則り評価する。
■教科書・参考文献(資料)等
教科書
担当する教員の指示による。
テキスト
当初は楽譜を担当教員が提示するが、2回目からは学生が準備する。
参考文献
担当する教員の指示による。
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