科目コード | 授業科目名 | 単位数 | 学期 | 授業区分 | |
45124 | 弦楽アンサンブル基礎U | 1 | 後期 | 実技 | |
受講年次 | 担当教員名 | ||||
弦楽コース1年次 | ○岡田光樹、林裕 |
■テーマ |
・弦楽アンサンブルにおける他聴力についての学習(応用) |
■授業の概要 |
器楽演奏においてアンサンブル(合奏)は重要な要素である。ここでは、弦楽四重奏をはじめとする、同族楽器による最小の合奏体により、基本的なアンサンブル奏法や音楽表現について考察する。適宜、室内楽の演奏実践に関して、古今の著名団体の録音・録画鑑賞も交え、室内楽学習について基礎的学習を行う。(履修学生状況により、欠落パートには演奏員が加わる)。 |
■到達目標 |
アンサンブルに必要な「他者を聴く」能力を開発してゆく。また学習において様々な観点、手法を取り入れることにより「アンサンブル」という概念についての理解を深めさせることを念頭に置いている。同時に「室内楽」ジャンルへの包括的な理解と実践能力を養うことにより、他のアンサンブル授業(室内楽、弦楽合奏、オーケストラ)に即応できる合奏能力の開発を目標としている。 |
■授業計画・方法 |
課題としては、古典的な弦楽四重奏をはじめとするスタンダードな作品を用い、アンサンブルにおける音程やハーモニーの合わせ方、楽譜の読み方を含めた演奏解釈について応用的な内容を取り扱う。 授業形態としては、原則として、受講者によるアンサンブル練習と科目担当教員による授業を交互に行う。担当教員はオムニバスで指導をおこなう。適宜、室内楽に関して、古今の著名団体の録音・録画の鑑賞も交えた内容とする。授業のまとめとして成果発表を行う。 弦楽アンサンブルU(後期) 1.ガイダンス、室内楽の演奏史について(レクチャー) 2.合奏技術 3.弦楽アンサンブルの応用 4.演奏に向けて 5.まとめと発表(定期試験は実施しない) |
■履修上の留意点(授業以外の学習方法を含む) |
*一人1パートを演奏するので、遅刻・欠席をしないよう留意すること。 *予習復習をしっかり行うこと。 |
■成績評価の方法・基準 |
【方法】 各授業における学修状況(90%)および、不定期に課すレポート等(10%)を総合的に判断し評価する。 |
【基準】 到達目標を観点として、履修規程に定める「授業科目の成績評価基準」に則り評価する。 テーマや到達目標にある、室内楽ジャンルへの理解と弦楽器によるアンサンブルにおける「他聴力」を含めた、総合的な実践力について評価する。 |
■教科書・参考文献(資料)等 |
□教科書 課題曲のパート譜は大学で用意する。授業で取り上げる楽曲の楽譜(スコア、パート譜)を用意すること。 |
□テキスト |
□参考文献 授業で取り上げる課題に関連する音楽辞典(ニュー・グローブ音楽辞典等)、楽書、録音・録画等視聴覚資料 |