科目コード | 授業科目名 | 単位数 | 学期 | 授業区分 | |
47267 | 楽劇理論演習 | 2 | 通年 | 演習 | |
受講年次 | 担当教員名 | ||||
音楽学コース 3〜4年次 | 呉屋淳子 |
■テーマ |
さまざまな国や地域の身体技法と舞踊技法について、文献講読とディスカッションを通して理解を深める。 |
■授業の概要 |
本講義では、文献・研究論文の講読と専門テーマの演習を行う。具体的には、沖縄、日本、東南アジア、中東、アフリカ地域の民族舞踊を取り上げる。さまざまな国や地域の身体技法と舞踊技法について、文献講読とディスカッションを通して理解を深める。併せて、映像民族誌を中心とした映像資料を通して、さまざまな国・地域の舞踊を考察し、比較研究を行う。 |
■到達目標 |
・文献講読および事例研究を通して、民族舞踊の枠組みを広く理解することができる。 ・舞踊の動きの基本について把握し、今後の舞踊研究に発展するための広い視野を持つことができる。 |
■授業計画・方法 |
□授業方法 前期は、全員で指定した複数の文献を講読し、口頭発表およびディスカッションを行う。後期は、各自が設定したテーマについて文献を読み、口頭発表およびディスカッションを行う。 映像資料に基づくディスカッションでは、舞踊の伝承をめぐる伝統のあり方やその変容、舞踊動作の分析について、文献研究をもとに映像資料を鑑賞し、ディスカッションを行う。 □授業計画 前期 1.イントロダクションT:民族舞踊学の考え方 2.イントロダクションU:研究発表の分担者の決定と発表の方法 3〜14.論文の読解および口頭発表、映像資料に基づくディスカッション 15.まとめ 後期 1.イントロダクションT:テーマ設定の方法 2.イントロダクションU:研究発表の分担者の決定と発表の方法 3〜14.論文の読解および口頭発表、映像資料に基づくディスカッション 15.まとめ |
■履修上の留意点(授業以外の学習方法を含む) |
講義のなかで紹介する文献以外にも、受講者が主体的に文献研究に取り組み、さまざまな国や地域の民族舞踊に関心を持って情報収集を行ってください。 |
■成績評価の方法・基準 |
【方法】 ・方法 提出物(レジュメおよびレポート等)、講義への取り組み方で総合評価する。 |
【基準】 到達目標を観点として、履修規程に定める「授業科目の成績評価基準」に則り評価する。 |
■教科書・参考文献(資料)等 |
□教科書 全員で講読する文献は、講義のなかで指示する。 |
□テキスト |
□参考文献 遠藤保子 2001『舞踊と社会』文理閣 川田順造 2014『〈運ぶヒト〉の人類学』岩波書店 福島真人 1995『身体の構築学―社会的学習過程としての身体技法』ひつじ書房 西阪仰 『分散する身体ーエスノメソドロジー的相互行為分析の展開』 ユージェニオ・バルバ, ニコラ・サヴァレーゼ1995『俳優の解剖学―演劇人類学事典』Parco出版 □映像資料 ・『みんぱく映像民族誌DVD』(第1集「伝統をつなぐ中東世界」、第8集「『怒』大阪浪速の太鼓集団」、第17集「沖縄のエイサー、大阪のエイサー」) ・『国立民族学博物館ビデオテーク』(「スバエク・トム:カンボジアの大型影絵芝居」、「ドクターとトランスダンス:カラハリ砂漠の伝統治療」 |