科目コード | 授業科目名 | 単位数 | 学期 | 授業区分 | |
47271 51002 |
民族音楽学講義 | 4 | 通年 | 講義 | |
受講年次 | 担当教員名 | ||||
音楽学コース2年次 | 小西 潤子 |
■授業概要 |
前期は、ジャンルにまたがる音楽の事例をとりあげながら民族音楽学の基本的な概念整理をしたうえで、研究課題や学問領域の拡大と研究方法について概観する。後期は、民族音楽学の方法論とその応用について、具体的な音楽の事例をもとに紹介する。 |
■学習目標 |
・民族音楽学の基本的な知識を身につける。 ・民族音楽学の方法論について知る。 ・音楽の多様性を理解する。 |
■授業計画・方法 |
第1回 「民族音楽」とは何か? 第2回 「民族音楽」の動態性 第3回 「民族音楽」と西洋クラシック音楽 第4回 「民族音楽」と童謡・わらべうた 第5回 「民族音楽」と世界音楽 (特別講師予定:フィリップ・ヘイワード・SCU教授) 第6回 比較音楽学の考え方 第7回 民族音楽学の考え方 第8回 比較音楽学と民族音楽学 第9回 実践的アプローチによる方法@ 第10回 実践的アプローチによる方法A (特別講師予定:宮沢和史講師) 第11回 フィールドワークによるアプローチ @方法論 第12回 フィールドワークによるアプローチ A実践論 第13回 フィールドワークによるアプローチ B資料整理と分析 第14回 フィールドワークによるアプロ―チ C採譜と視覚化 第15回 民族音楽学的方法についての総括 第16回 楽器の多様性@ 第17回 楽器の多様性A 第18回 多様な発声法@ 第19回 多様な発声法A 第20回 音の重なりの多様性@ 第21回 音の重なりの多様性A 第22回 身体表現の多様性@ 第23回 身体表現の多様性A 第24回 学習と伝承 第25回 伝播と変容 第26回 歴史的変遷 第27回 サウンドスケープ論 第28回 民族音楽学と博物館 第29回 民族音楽学の応用と社会 第30回 全体総括 |
■履修上の留意点(授業以外の学習方法を含む) |
・図書館や音楽資料管理室の文献、音源、映像資料を使って、各自授業の予習復習をすること。 ・積極的な発言や質問をすること。 |
■成績評価の方法・基準 |
・予習復習を含めた授業への取り組み方(30%)、授業内でのレポート(30%)、期末レポート(40%) ・学習意欲や主体的に取り組む態度が見られるか。 ・関心や理解の深まりが見られるか。 |
■教科書・参考文献(作品)等 |
□教科書 その都度、紹介する。 |
□参考文献(作品) 『民族音楽概論』(藤井知昭編著 1992 東京書籍)、『アジア音楽史』(柘植元一ほか編著 1996 音楽之友社)、『応用音楽学』(山口修 2000 放送大学教育振興会)、『ポピュラー・ミュージック・スタディズ』(三井徹編訳 2005 音楽之友社)、『音楽文化学のすすめ』(小西潤子ほか編著 2007 ナカニシヤ出版)その他授業内で適宜紹介する。 |