沖縄県立芸術大学
音楽部&大学院(修士課程)音楽芸術研究科 シラバス

科目コード 授業科目名 単位数 学期 授業区分
48113 音楽文化入門a 2 前期 講義
受講年次 担当教員名
音楽文化専攻 1年次 呉屋淳子
■テーマ
音楽文化について学ぶために必要なツールや基本的な技術の習得。
■授業の概要
本講義では、音楽文化について学ぶために必要なツールや基本的な技術を知るとともに、その運用方法について実践的に学ぶ。具体的には、@音楽文化を研究する際の対象とその捉え方、A研究対象にアプローチするための情報収集方法や文献資料等へのアクセス方法とその扱い方、B企画書や論文作成に不可欠なワープロの活用法、C情報収集やネットワークづくりに求められるメールや研究のアウトプットとしてのレポート作成のマナーと技術、Dプレゼンテーションの基本を扱う。これらにより、自らが関心を持ったテーマに近づくための基礎的能力を養う。
■到達目標
・自分の関心のあるテーマを設定し、情報・資料収集を行い、レポートを作成し発表できるようになる。
・テーマに則して文献資料やインターネット上の情報を適切に収集し、整理し、要約することができるようになる。
■授業計画・方法
本講義は、「音楽と人間の関係」、「情報収集・分析能力」、「課題発見・解決能力」、「コミュニケーション能力」、「プレゼンテーション能力」を身に付けるための5つのフェーズに分かれて展開する。また、受講人数と学生の習熟度に応じて課題や授業計画を変更することがある。

1.音楽と人間の関係@
2.音楽と人間の関係A
3.情報収集・分析能力をみがく:音楽事典類、音楽文献目録、図書館のレファレンスサービス利用法
4.情報収集・分析能力をみがく:映像資料アーカイブ、文献調査のための情報検索術
5.情報収集・分析能力をみがく:レポート作成のためのインターネット活用法
6.情報収集・分析能力をみがく:ワード(Word)の基本と応用
7.課題発見・解決能力をみがく:グループワーキングの基本と実践
8.コミュニケーション能力をみがく:理論的な文章作成の基本と実践
9.コミュニケーション能力をみがく:文献表記の基本と実践
10.コミュニケーション能力をみがく:電子メールの作法
11.プレゼンテーション能力をみがく:プレゼンテーションの技法
12.プレゼンテーション能力をみがく:音声・映像の挿入法
13.プレゼンテーション能力をみがく:推敲方法
14.プレゼンテーションによる発表@
15.プレゼンテーションによる発表A  定期試験を実施しない。
■履修上の留意点(授業以外の学習方法を含む)
講義の際に疑問点があれば積極的に質問して確認すること。
普段から意識的に世界の音楽文化に関する情報を新聞や文献で収集しておくこと。
■成績評価の方法・基準
【方法】
リアクションペーパー40%・レポート40%、平常点20%で総合評価する。
【基準】 到達目標を観点として、履修規程に定める「授業科目の成績評価基準」に則り評価する。
■教科書・参考文献(資料)等
教科書
後藤芳文・伊藤史織・ 登本洋子 2014『学びの技』(玉川大学出版部)
テキスト
適宜、ハンドアウトを配布する。
参考文献
中村美亜 2013 『音楽をひらくーアート・ケア・文化のトリロジー』(水声社)
石川栄吉他『文化人類学事典』 1994 (弘文堂)
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