沖縄県立芸術大学
音楽部&大学院(修士課程)音楽芸術研究科 シラバス

科目コード 授業科目名 単位数 学期 授業区分
48324 音楽美学B 1 後期 演習
受講年次 担当教員名
音楽学コース 3年次 向井 大策
■テーマ
音楽論の現在を読み解く。
■授業の概要
この演習では、渡辺裕『サウンドとメディアの文化資源学――境界線上の音楽』、山田陽一編『音楽する身体――〈わたし〉へと広がる響き』、中村美亜『音楽をひらく――アート・ケア・文化のトリロジー』の3つの著作の講読を通じて、近年の音楽論また音楽美学において議論されている問題について考察する。
■到達目標
・音楽に関する概念的な考察を含む文献を精読することができるようになる。
・音楽について考察するための多様な視座を獲得する。
・音楽美学の議論の中で提示されている重要な概念を理解する。
・精読した文献の内容を要約し、それに基づき発表できる力を身につける。
■授業計画・方法
渡辺裕『サウンドとメディアの文化資源学――境界線上の音楽』、山田陽一編『音楽する身体――〈わたし〉へと広がる響き』、中村美亜『音楽をひらく――アート・ケア・文化のトリロジー』の講読と発表・ディスカッションを中心に授業を進めていく。

1.導入:ガイダンス
2. 渡辺裕『サウンドとメディアの文化資源学――境界線上の音楽』の講読(1)
3. 渡辺裕『サウンドとメディアの文化資源学――境界線上の音楽』の講読(2)
4. 渡辺裕『サウンドとメディアの文化資源学――境界線上の音楽』の講読(3)
5. 受講生によるプレゼンテーションとディスカッション@
6. 山田陽一編『音楽する身体――〈わたし〉へと広がる響き』の講読(1)
7. 山田陽一編『音楽する身体――〈わたし〉へと広がる響き』の講読(2)
8. 山田陽一編『音楽する身体――〈わたし〉へと広がる響き』の講読(3)
9. 受講生によるプレゼンテーションとディスカッションA
10. 中村美亜『音楽をひらく――アート・ケア・文化のトリロジー』の講読(1)
11. 中村美亜『音楽をひらく――アート・ケア・文化のトリロジー』の講読(2)
12. 中村美亜『音楽をひらく――アート・ケア・文化のトリロジー』の講読(3)
13. 受講生によるプレゼンテーション、ディスカッションB
14. 受講生によるプレゼンテーション、ディスカッションC
15.まとめ。定期試験は実施しない。
■履修上の留意点(授業以外の学習方法を含む)
・毎回、必ず、丁寧に範囲内の予習(人名・作品等のリサーチ、専門用語の意味調べや該当箇所の通読)を行っておくこと。
・予習の中で理解の難しかった用語や概念については、参考文献にあげる事典等を活用して調べておくこと。
■成績評価の方法・基準
【方法】
平常点 30%、プレゼンテーション 40%、期末レポート 30%。平常点は授業への参加状況、コメントペーパーの提出状況等で総合的に評価する。
【基準】 到達目標を観点として、履修規程に定める「授業科目の成績評価基準」に則り評価する。
■教科書・参考文献(資料)等
教科書
教員が配布。
テキスト
教員が配布。
参考文献
竹内敏雄編『美学事典』(弘文堂、1974)
佐々木健一著『美学辞典』(東京大学出版会、1995)
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