沖縄県立芸術大学
音楽部&大学院(修士課程)音楽芸術研究科 シラバス

科目コード 授業科目名 単位数 学期 授業区分
48333
(48313)
音楽事業演習T(音楽事業演習A) 1 前期 演習
受講年次 担当教員名
沖縄文化コース3年次 神谷武史 
■テーマ
舞台芸術・芸能の企画・制作の「実際」を、インターンシップを通じ学ぶ。
■授業の概要
担当教員の文化行政経験を活かし、社会連携の事業経営の実情を、体験を通じて体得する。公演をはじめとする音楽(または舞踊を含む舞台芸術。以下、「音楽」と表記する)事業などの実践に際し、企画・制作の実際を職業的な事業者の協力を得て、現場で学ぶインターンシップ。学内におけるガイダンスや準備と連動する形で、県内外のホールや劇場、またはオーケストラや舞踊団といった実演諸団体などの事務局・事務所で企画・運営、あるいは事業当日の運営をはじめとする実践活動に取り組む。
■到達目標
・音楽事業に関して学んできた企画・制作に関わる理論を踏まえ、学外の事業者の諸業務の実情に触れることを通じ、真に実践的なアートマネジメントに必要な知見とセンス、スキルを習得する(「理論」と「実践」を総合的に捉えられる、知見を身につける)。
・組織の使命(ミッション)と個別具体的な事業との有機的な繋がりを理解する。
・組織の中の企画制作者のリーダーシップ、パートナーシップの在り方を理解する。
■授業計画・方法
1.社会の中の音楽 −事業の「パトロン」を知る
2.公演企画の「6W2H」 −公演をかたちづくる8つの要素はどう整理されているか
3.コンテンツとブッキング −現場に学ぶ公演企画の要諦@
4.意図とターゲット −現場に学ぶ公演企画の要諦A
5.顧客創造とマーケティング−開催地域と企画の関わりを探る
6.予算編成と管理。経理 −公演企画と収支構造
7.資金確保 −公演開催への社会的支援獲得
8.広報@ −「芸術・芸能」と「社会」との懸け橋の構築
9.広報A −マスメディアとの関係構築
10.広報B −「自己メディア」の活用と成果
11.顧客管理 −「サポーター」との関係を知る
12.公演までの制作実務 −マネジャーの日常
13.著作権 −楽曲使用の負担と処理
14.公演当日 −ウラ方・オモテ方 連絡・調整・統制
15.全体のまとめ。定期試験は実施しない。課題をレポートで課す。中間発表を実施する。
■履修上の留意点(授業以外の学習方法を含む)
(1)県内外施設などの事務局・事務所と、積極的・主体的にコミュニケーションを図る。
(2)沖縄県立芸術大学でアートマネジメントを学ぶ者として、責任と規律、礼節ある行動をとる。
■成績評価の方法・基準
【方法】
(1)平常点80%(授業への参加度、インターンシップ日報提出状況等)(2)レポート20%
【基準】 到達目標を観点として、履修規程に定める「授業科目の成績評価基準」に則り評価する。
■教科書・参考文献(資料)等
教科書
テキスト
参考文献
必要に応じ、教員が配布する。
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