科目コード | 授業科目名 | 単位数 | 学期 | 授業区分 | |
50164 (50134) |
琉球舞踊実技 II | 2・(3) | 後期 | 実技 | |
受講年次 | 担当教員名 | ||||
琉球舞踊組踊コース1年次 | 〇高嶺久枝、比嘉いずみ |
■テーマ |
琉球舞踊における手踊りを中心に基礎的技法の習得。 |
■授業の概要 |
琉球舞踊における身体表現動作の基礎的技法(姿勢・歩み・目線・所作・舞台構成)について段階的に学習していく。琉球舞踊実技Tでは琉球舞踊の基本の踊りといわれる「かぎやで風」で基礎的技法を習得してきた。その基礎的技法を基に、琉球舞踊実技Uでは、「瓦屋節」・「浜千鳥」・「前の浜」・「鳩間節」などの女踊り・男踊りから手踊りを中心に手の動きと足の動きの基本を分析し、動きの特徴を捉え基本的な技法を習得する。また、舞台構成・踊りのテンポ感や所作と音楽との間のとり方を学びリズム感を養い、歌詞や曲想を理解し、また、扮装実習とも繋げるなど自らの身体表現動作に対する理解を深める。 |
■到達目標 |
・琉球舞踊における女踊り・二才踊り・雑踊りについて身体表現動作の基礎的技法の姿勢、歩み、目線、所作・舞台構成を段階的に習得する。 ・琉球舞踊の手踊りの動きの特徴を捉える。 ・踊りのテンポ感や所作と音楽との間のとり方を習得する。 ・歌詞や曲想の理解から技を深める。 ・学内演奏会や定期公演などの舞台発表の実践で成果を披露する。 |
■授業計画・方法 |
〈舞踊実技U〉:「瓦屋節」「浜千鳥」「前の浜」「鳩間節」などの代表的な手踊りの課題を習得する。 (但し、計画は習熟度に応じる。) 1.ガイダンス。 2.姿勢・目線に気を配りながら歩みの基本練習する。 おがみ手・こねり手・押す手の基礎的所作を習得する。 3.「課題曲」:1・2番の所作を習得する。音楽と合せる。 4.「課題曲」:3・4番の所作を習得する。音楽と合せる。 5.「課題曲」:所作の細部確認と歌詞と音に合わせる。 6.「課題曲」:全体を通して音楽と合わせまとめる。(達成度豆テストを行う) 7.「課題曲」:基本的所作を習得。足拍子の仕方・袖の取り方を修得。 8.「課題曲」:1節の所作を習得する。音楽と合せる。 9.「課題曲」:2節の所作を習得する。音楽と合せる。 10.「課題曲」:3節の所作を習得する。音楽と合せる。 11.「課題曲」:全体を通して音楽と合わせまとめる。(達成度豆テストを行う) 12.「課題曲」:1・2番の所作を習得する。音楽と合せる。 13.「課題曲」:3・4番の所作を習得する。音楽と合せる。 14.「課題曲」:所作の細部確認と歌詞と音に合わせる。(達成度豆テストを行う) 15. まとめ:定期試験を実施する。 |
■履修上の留意点(授業以外の学習方法を含む) |
・稽古着着用。筆記用具を持参すること。各種提出物の期限を厳守すること。 ・計画に合わせて授業前後の自主練習を充分に行うこと。 ・課題曲終了日には達成度豆テストを行う。 ・外部講師を招き、しまくとぅばによる実践指導を行う場合もある。 |
■成績評価の方法・基準 |
【方法】 平常点 (20%)、レポート(10%)、定期試験(70%) 平常点は授業への参加状況、提出物等を総合し評価する。 |
【基準】 到達目標を観点として、履修規程に定める「授業科目の成績評価基準」に則り評価する。 |
■教科書・参考文献(資料)等 |
□教科書 ・教員の指示による。 |
□テキスト ・教員の指示による |
□参考文献 ・矢野輝雄 『琉球舞踊の歴史』(1988年・築地書房) ・宜保栄治郎 『琉球舞踊入門』 (1979年・那覇出版社) ・大道 勇 『琉舞手帖』 (2010年・ボーダーインク) ・勝連繁雄 『琉球舞踊』の世界(2001年・ゆい出版) |