沖縄県立芸術大学
音楽部&大学院(修士課程)音楽芸術研究科 シラバス

科目コード 授業科目名 単位数 学期 授業区分
50233 琉球舞踊実技V 前期 実技
受講年次 担当教員名
琉球舞踊組踊コース2年次 高嶺久枝
■テーマ
琉球古典舞踊における基礎的技法(手踊りの仕方・小道具の扱い方)の習得。
■授業の概要
@琉球古典舞踊における手踊りの仕方と小道具の扱い方(チーグーシと団扇について)を指導する。
A古典女踊り・二才踊りの代表的な踊りの型・技・舞台構成の仕方を分析し、また、表現の仕方を指導する。
B舞台発表を踏まえ扮装実習とも繋げた指導をする。

<舞踊実技V>「天川」「下り口説」「女コティ節」等を選曲し指導する。
■到達目標
・舞台空間を身体で捉え舞台構成の仕方(出羽・中踊・入羽・方向)を学び、また、音楽とのタイミングの
 取り方など総合的な演技力が身に付くよう段階的に学習し基礎的な技能修得を目標とする。
・見聞を広め、感性を高める努力をすることを目標とし舞踊家としての資質向上を図る。
・学内演奏会、定期公演の舞台発表の実践で成果を披露する。
■授業計画・方法
<舞踊実技V>「天川」「下り口説」「女コティ節」を選曲し計画するが習熟度に応じる。

1.「天川」:鑑賞により歌詞・音楽・舞台構成・所作について理解する。@
2.「天川」:基本の姿勢・歩み・目付を修得。            A
3.「天川」:出羽の歩み・女立ちの仕方と所作を修得。        B
4.「天川」:中踊りの所作を修得。                 C
5.「天川」:入羽の所作を修得。                  D
6.「天川」:所作の細部確認と歌詞・音楽と合せる。         E
7.「下り口説:」鑑賞により歌詞・音楽・舞台構成・所作について理解する。  @
8.「下り口説」:基本立ち、チーグーシの扱い方を修得する。         A
         1〜3節までの所作を修得。
9.「下り口説」:チーグーシの扱い方を意識しながら4〜6節までの所作を修得。B
10.「下り口説」:チーグーシの扱い方を意識しながら7〜9節までの所作を修得。C
11.「女コティ節」:鑑賞により歌詞・音楽・舞台構成・所作について理解する。 @
12.「女コティ節」:出羽の歩み・女立ちの仕方と所作を修得。         A
13.「女コティ節」:中踊りの所作を修得。                  B
14.「女コティ節」:入羽の所作を修得。                   C
15.「女コティ節」:所作の細部確認と歌詞・音楽と合せまとめる。       D 
■履修上の留意点(授業以外の学習方法を含む)
・稽古着着用。筆記用具を持参すること。各種提出物の期限を厳守すること。
・計画に合わせて授業前後の自主練習を充分に行うこと。
・課題曲終了日には達成度豆テストを行う。
■成績評価の方法・基準
【方法】
・各学期末実技試験結果を基に、習熟度・平常点(学習態度・出席)・提出物等を総合し、評価する。
実技試験(80%)
授業姿勢(20%)
【基準】 到達目標を観点として、履修規程に定める「授業科目の成績評価基準」に則り評価する。
■教科書・参考文献(資料)等
教科書
・教員の指示による
テキスト
参考文献
・矢野輝雄  『琉球舞踊の歴史』(1988年・築地書房)
・d保栄次郎 『琉球舞踊入門』(1979年・那覇出版社)
・大道勇   『琉舞手帳』(2010年・ボーダーインク)
・勝連繁雄  『舞踊の世界』2001年・ゆい出版社)
・沖縄県   『琉球舞踊』1985年・沖縄県文化振興課)
・伊波普猷著 『琉球戯曲集』)
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