沖縄県立芸術大学
音楽部&大学院(修士課程)音楽芸術研究科 シラバス

科目コード 授業科目名 単位数 学期 授業区分
51118 副科ピアノU 1 後期 実技
受講年次 担当教員名
琉球芸能専攻1〜2年次 ○小沢麻由子・小杉裕一・和田紘平・伊東陽・大城英明・
大城了子・大藪祐歌・斉藤龍・平良敏人・浜元華織
■テーマ
各自の習熟度に応じた副科としてのピアノ実技個人レッスン
■授業の概要
ピアノ奏法の習得が、各自の専門領域や楽器等の音楽的技量の向上に肝要であるので、継続して学習し、より高度な演奏技術を習得出来るよう指導する。

「副科ピアノT」の単位取得後、履修希望者を対象としたオーディションを実施、オーディション合格者のみが履修できる。オーディションは9月末に行い、課題曲および簡易な単旋律の初見視奏を課す。課題曲は8月上旬に発表する。
■到達目標
・ピアノの基本的奏法を習得する。
・ト長調並びにホ短調の音階及びカデンツを学習し、基本的な運指法を習得する。
・個々の習熟度や達成度に応じたブルグミュラー練習曲等を課題とし、演奏技術を学習する。
・連弾にも取り組み、合奏の基本や伴奏の演奏技法を研究する。
・試験は、ト長調とホ短調の音階及び、難易度がブルグミュラー練習曲程度以上の自由曲。
■授業計画・方法
1.副科ピアノTの試験結果を振り返り、ブルグミュラー練習曲等の中から個々の習熟度や達成度に
 応じて、最適な作品を設定し、♯1つの長短調の音階及びカデンツにも取り組む。
2.ト長調の音階を学習し、課題曲の譜読みを確認する。
3.ト長調の音階を学習し、課題曲を片手ずつ学習する。
4.ト長調のカデンツを学習し、課題曲を両手でゆっくり演奏出来るよう学習する。
5.ト長調のカデンツを学習し、作品の構造を分析し、演奏に反映させる。
6.ト長調の音階とカデンツを学習し、両手が独立した表現が出来るよう学習する。
7.ト長調の音階とカデンツを学習し、弾き直しをせずにインテンポを保てるよう学習する。
8.ホ短調の音階を学習し、拍子感を持って演奏出来るよう学習し、連弾曲も提示する。
9.ホ短調の音階を学習し、左右で異なるフレーズやディナーミクを弾き分けるよう学習する。
10.ホ短調のカデンツを学習し、連弾曲のプリモを演奏し合奏のアンサンブル奏法を学習する。
11.ホ短調のカデンツを学習し、連弾曲のセコンドを演奏して、伴奏の発展的技法を学習する。
12.ホ短調の音階とカデンツを学習し、課題曲の暗譜での演奏に取り組む。
13.ホ短調の音階とカデンツを学習し、課題曲を遅滞なく演奏出来るよう指導する。
14.ト長調とホ短調の音階とカデンツを復習し、課題曲の演奏技術をより高めるよう学習する。
15.ト長調とホ短調の音階とカデンツを復習し、課題曲の暗譜での演奏を確認する。
定期試験
■履修上の留意点(授業以外の学習方法を含む)
継続的な練習計画を立てること。
■成績評価の方法・基準
【方法】
学期末試験に於いて、音階演奏とカデンツ及び、与えられた課題曲の暗譜の正確さ(25%)、テンポ設定(25%)、様式感(25%)、音楽性を含めた完成度(25%)等を総合的に判断し、担当教員の平均点により成績評価する。
【基準】 到達目標を観点として、履修規程に定める「授業科目の成績評価基準」に則り評価する。
■教科書・参考文献(資料)等
教科書
音階や個々の課題曲の楽譜は、学生自身が準備する。連弾曲の楽譜は、担当教員が提示する。
テキスト
参考文献
特になし
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