沖縄県立芸術大学
音楽部&大学院(修士課程)音楽芸術研究科 シラバス

科目コード 授業科目名 単位数 学期 授業区分
51131・51231・51331
(43221・43321)
室内楽T・U・V 2 後期/通年 実技
受講年次 担当教員名
音楽表現専攻(h28以降入学生):ピアノコース・弦楽コース2〜4年次、管打楽コース1〜4年次/器楽専攻(h27以前入学生):1〜4年次   *詳細は入学年度の履修案内参照 ○澤村康恵・小杉裕一・小沢麻由子・岡田光樹・林裕・阿部雅人・倉橋健・屋比久理夏・市坪俊彦・吉田秀・荒川洋・庄司知史・大澤昌生・大城正司・吉川武典・黒金寛行・池田幸弘
■テーマ
室内楽T(基礎)
室内楽U(応用)
室内楽V(発展)
として、以下共通テーマを挙げる。

・異なる楽器の音響的特性への理解とアンサンブルとしての合奏法の習得。
■授業の概要
室内楽は器楽奏者として重要な分野のひとつである。履修者は同種または異種楽器による作品群の中から受講曲を選択し授業を行う。
受講曲の構成楽器の各担当教員がそれぞれの立場からレッスンを行うことにより、音楽作品の全体像とそれを構成するパートの要素の両面からの学習を行い、充実した内容の演奏を可能にする事を主眼としている。
■到達目標
・古典から近・現代にわたる作品中において、同種または異種楽器における音響機能的特性の差異を理解するとともに、それぞれの特性を生かしつつ、アンサンブルとしての演奏表現をまとめあげるための方法論を身につける。
・アンサンブルにおける、メンバー間の練習計画・日程の組み立て、またリハーサルに臨むまでの各人の準備を含めた工程管理。
■授業計画・方法
【室内楽T〜Vにおける指導方法と流れ】
1)年度初頭に、グループ、曲目等の決定・公示。
2)各受講者(グループ)は上記スケジュールをもとに学習計画を立て、各担当教員によるレッスンを受講する。
 *単位取得の条件:各担当教員によるレッスン回数の総計が4回以上であること。
3)受講票提出
4)定期試験

*室内楽は履修者の授業外での予習・復習及び練習計画の管理が大変重要である。以下に示した授業計画を基に各担当教員と詳細な学習計画を作成すること

1.ガイダンス
2.学習計画作成@
3.学習計画作成A
4.楽曲の構造理解@
5.楽曲の構造理解A
6.楽曲の構造理解B
7.アンサンブルの基本設定@
8.アンサンブルの基本設定A
9.アンサンブルの基本設定B
10.パート間の協働@
11.パート間の協働A
12.パート間の協働B
13.定期試験に向けてリハーサル@
14.定期試験に向けてリハーサルA
15.総括(定期試験を実施する)
■履修上の留意点(授業以外の学習方法を含む)
*科目詳細については履修案内および音楽表現専攻第2学科室において配布する室内楽履修についての説明書を参照すること。
*対象となる編成については各自入学年度の履修案内を確認すること(年度によって異なるので注意すること)。
*ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、及び木管楽器の一部については、非常勤演奏員を割り当てて構成することもあるが、グループの半数以上は学生で構成すること(メンバー構成をする際に、学生による非常勤演奏員の指定は出来ない)。
*1グループにつき2名以上の申請者を含むこと。
*学生の在籍状況および演奏員の人数・稼働状況により、希望曲で受講できない場合もある。
*12月の試験(公示する)を行い、成績優秀グループから、2月に行われる室内楽定期演奏会出演グループを選抜する。
*科目詳細については履修案内および音楽表現専攻第2学科室において配布する室内楽履修についての説明書を参照すること。
*グループに参加できるのは1人原則1曲である。ただし、楽器種によっては例外もあるので、専門実技担当教員の履修指導を受けること。
*グループは学生同士で組むこと。
*前年度3月に曲目希望用紙(ステマネシート含む)を提出。曲目はデータ提出も行うので掲示にしたがうこと。管打楽コースの室内楽Tは4月以降に提出する。
*試験前日までにレッスン受講票を提出すること。
*その他、連絡事項は公示するが、不明な点は音楽表現専攻第2学科室に問い合わせること。
■成績評価の方法・基準
【方法】
定期試験100%
【基準】 到達目標を観点として、履修規程に定める「授業科目の成績評価基準」に則り評価する。
■教科書・参考文献(資料)等
教科書
担当教員の指示による。
テキスト
履修する楽曲の楽譜(スコア、パート譜)等を用意すること。エディション(版)や入手方法については自身の担当教員から授業前にカウンセリングを受けること。コピーは不可。
参考文献
授業で取り上げる課題に関連する音楽辞典(ニュー・グローブ音楽辞典等)、楽書、録音・録画等視聴覚資料
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