科目コード | 授業科目名 | 単位数 | 学期 | 授業区分 | |
51203 | 楽劇理論A | 2 | 前期 | 講義 | |
受講年次 | 担当教員名 | ||||
音楽文化専攻2年次、音楽表現専攻・琉球古典音楽コース3〜4年次、琉球舞踊組踊コース2〜4年次(全専攻2〜4年次) | 呉屋淳子 |
■テーマ |
演劇・音楽・舞踊の諸要素で形成されている総合芸術としての楽劇について概観する。 |
■授業の概要 |
日本をはじめ諸外国には様々な楽劇があり、我々人間の表現・創造活動としてその文化的、社会的な役割は重要である。音楽・舞踊・劇といったこれらの諸要素が不可分に結合して成立しているという視点に立って、楽劇について理解できるようにすることを目標とする。また、DVD、CD等視聴覚教材を最大に利用し、楽劇を概観する。 |
■到達目標 |
演劇・音楽・舞踊の諸要素で形成されている総合芸術としての楽劇について概観し、それぞれの様式や形態の特徴を理解し把握できる。 |
■授業計画・方法 |
1.楽劇とは 2.能@:能の歴史 3.能A:能の理論 4.能B:【映像から考える<道成寺>、<敦盛>】 5.歌舞伎@:歌舞伎の歴史 6.歌舞伎A:歌舞伎の音楽、扮装、道具 7.歌舞伎B:【映像から考える<京鹿子娘道成寺>】 8.歌舞伎C:現代における歌舞伎 9.文楽@:文楽の歴史 10.文楽A:人形と語り 11.文楽B:【映像から考える<冥途の飛脚>】 12.琉球歌劇@:組踊 13.琉球歌劇A:沖縄芝居 14.琉球歌劇B:現代における組踊 15.琉球歌劇C:【映像から考える<執心鐘入>】 定期試験を実施しない。 |
■履修上の留意点(授業以外の学習方法を含む) |
授業前の学習として、能、歌舞伎、文楽、組踊、沖縄芝居等の映像資料を最低1回は鑑賞しておくこと。その際、文献資料を活用し、学習すること。図書館にあるAV資料の他にNHKオンデマンド(無料)等も積極的に活用すること。 |
■成績評価の方法・基準 |
【方法】 リアクションペーパー・レポート60%、平常点40%で総合評価する。 |
【基準】 到達目標を観点として、履修規程に定める「授業科目の成績評価基準」に則り評価する。 |
■教科書・参考文献(資料)等 |
□教科書 神山彰 2016『交差する歌舞伎と新劇 』(近代日本演劇の記憶と文化 4) 渡辺保 1993『歌舞伎―過剰なる記号の森』 (ちくま学芸文庫) |
□テキスト 随時、レジュメ、資料を配布する。 |
□参考文献 渡辺保 2012 『増補版 歌舞伎手帖』(角川ソフィア文庫) |