沖縄県立芸術大学
音楽部&大学院(修士課程)音楽芸術研究科 シラバス

科目コード 授業科目名 単位数 学期 授業区分
51261 51263 楽曲分析T(表) 楽曲分析T(文) 2・2 前期 講義
受講年次 担当教員名
音楽表現専攻2年次(作曲理論コースのみ1年次)※音楽文化専攻2年次 (平成28・29年度生で「楽式論A又はBU」履修者が次の段階を受講希望する場合、本授業科目でなく51271「楽曲分析T」を受講のこと) 近藤春恵
■テーマ
基礎楽式の理解と平易な楽曲分析
■授業の概要
基礎楽節構造と三部楽式・ソナチネについて、楽曲の分析を通して形式をとらえられる様にする。
■到達目標
音楽の諸形式について学ぶ。作品を形式の観点から全体をつかむことを学び、音楽を言葉で表現・説明する際に必要なキーワードをおさえる。
■授業計画・方法
第1回:ガイダンス−基礎楽式について
第2回:形式で聴き取る〜三部形式
第3回:ブルグミュラー 25の練習曲No.2.3.5.〈主旋律を聴き分ける〉
第4回:ブルグミュラー 25の練習曲、No.6.7.8.10.〈再現部を聴き分ける〉
第5回:ブルグミュラー 25の練習曲、No.11.12.13.17.〈旋律を特徴づける動機〉
第6回:和声で聴き取る〜和声分析 チャイコフスキー 子供の為のアルバムNo.1.3.4
第7回:チャイコフスキー 子供の為のアルバムNo.5.7.8.9.〈バスの進行〉
第8回:チャイコフスキー 子供の為のアルバムNo.10.11.13.14.〈内声部の動き〉
第9回:「展開」という発想〜ソナチネ―ソナタ
第10回:ソナチネ・アルバムを中心とした分析No.7.9.10.11.〈二つの主題〉
第11回:ソナチネ・アルバムを中心とした分析No.12.13.14.15.〈簡易な展開部〉
第12回:近代の音を聴き取る〜カバレフスキー 子供の為の小品集No.1.2.3.5.7.古典的な和声を見つける〉
第13回:カバレフスキー 子供の為の小品集No.8.9.11.13.〈旋法を見つける〉
第14回:カバレフスキー 子供の為の小品集No.15.17.18.20.〈逸脱した音を見付ける〉
第15回:まとめ(定期試験は実施しない。)
■履修上の留意点(授業以外の学習方法を含む)
平易な楽曲を中心に講義を進めるので、事前に指定された楽譜を読んでおく予習が肝要である。
一部授業を集中講義にすることがある。(日程詳細については掲示を確認すること。)
■成績評価の方法・基準
【方法】
平常点40%提出物30%、小テスト結果30%の配点比で成績を総合的に評価する。
【基準】 到達目標を観点として、履修規程に定める「授業科目の成績評価基準」に則り評価する。
■教科書・参考文献(資料)等
教科書
「楽式論」石桁眞礼生著(音楽之友社)、「新総合音楽講座4−楽式」浦田健次郎著(ヤマハミュージックメディア)
「舞曲でソルフェージュ」日本作曲家協議会編(音楽之友社)
テキスト
カバレフスキー子供の為の小品集、チャイコフスキー子供の為のアルバム、
ブルグミュラー25の練習曲、ソナチネ・アルバムT
その他指導教員の指示による。
参考文献
指導教員の指示による。
←戻る