沖縄県立芸術大学
音楽部&大学院(修士課程)音楽芸術研究科 シラバス

科目コード 授業科目名 単位数 学期 授業区分
51262 51264 楽曲分析U(表) 楽曲分析U(文) 2・2 前・後 講義
受講年次 担当教員名
音楽表現専攻2年次(作曲理論コースのみ1年次)音楽文化専攻2年次 (平成28・29年度生で51271「楽曲分析T」履修者は本授業科目でなく、51272「楽曲分析U」を受講のこと) 近藤春恵
■テーマ
基礎楽式の理解と平易な楽曲分析
■授業の概要
「楽曲分析T」を基礎編として、Uでは応用楽式についての分析(ベートーヴェン初期ソナタまで)を通して楽曲の形式をとらえられる様にする。構造と三部楽式・ソナチネについて、楽曲の分析を通して形式をとらえられる様にする。
■到達目標
音楽の諸形式について学ぶ。作品を形式の観点から全体をつかむことを学び、音楽を言葉で表現・説明する際に必要なキーワードをおさえる。
■授業計画・方法
第1回:基礎楽式〜三部形式の復習と分析
第2回:形式で聴き取る〜複合三部形式
第3回:古典組曲 舞曲の種類について
第4回:バッハ フランス組曲 T、U〈調性による構成〉
第5回:バッハ パルティータ(チェロ独奏)T、V〈スタイルによる構成〉
第6回:近代の組曲@ フォーレ 小組曲〈自由なスタイルによる構成〉
第7回:近代の組曲A ラヴェル クープランの墓〈古典組曲の応用〉
第8回:ロンド形式の総括
第9回:緩徐楽章とロンド@ ソナチネ・アルバムNo.12.13.〈楽曲分析〉
第10回:緩徐楽章とロンドA ソナチネ・アルバムNo.10.11.〈和声分析・楽曲分析〉
第11回:ソナチネ・アルバムからソナタへ ソナチネ・アルバム No.13.14.15.〈小規模なソナタ形式〉
第12回:ベートーヴェン ソナタNo.1の分析〈ソナタの基本〉
第13回:ベートーヴェン ソナタNo.5の分析〈ソナタの応用〉
第14回:ベートーヴェン ソナタNo.8の分析〈組曲としてのソナタ〉
第15回:ベートーヴェン 前期ソナタの総括まとめ(期末試験は課さない。)

第15回:まとめ(定期試験は実施しない。)
■履修上の留意点(授業以外の学習方法を含む)
平易な楽曲を中心に講義を進めるので、事前に指定された楽譜を読んでおく予習が肝要である。
一部授業を集中講義にすることがある。(日程詳細は掲示を確認すること。)
■成績評価の方法・基準
【方法】
平常点40%、提出物30%、小テスト結果30%の配点比で成績を総合的に評価する。
【基準】 到達目標を観点として、履修規程に定める「授業科目の成績評価基準」に則り評価する。
■教科書・参考文献(資料)等
教科書
「楽式論」石桁眞礼生著(音楽之友社)、「総合音楽講座4ー楽式」浦田健次郎著(ヤマハミュージックメディア)
「舞曲でソルフェージュ」日本作曲家協議会編(音楽之友社)
テキスト
カバレフスキー子供の為の小品集、チャイコフスキー子供の為のアルバム
ブルグミュラー25の練習曲、ソナチネ・アルバムT 
その他指導教員の指示による。
参考文献
指導教員の指示による。
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