沖縄県立芸術大学
音楽部&大学院(修士課程)音楽芸術研究科 シラバス

科目コード 授業科目名 単位数 学期 授業区分
51271 楽曲分析T 2 講義
受講年次 担当教員名
音楽表現専攻(声楽・ピアノ・弦楽・管打楽コース:3〜4年次)、音楽文化専攻(3〜4年次) 土井 智恵子
■テーマ
演奏に反映させるための楽曲分析
■授業の概要
・理解した授業(発表)内容についての課題プリントを提出する。
・前期と後期において、発表を担当した楽曲についての分析レポート提出がある。
・教員による講義の回において、大曲を分析する場合は詳細な一部か全体の概要把握に留め、小品の場合、詳細に分析を行う事を基本とする。
・本講義で取り上げる曲目は、主に定期演奏会の演目である。
■到達目標
・楽曲を聴いて、大まかな時代や形式を把握することができる。
・楽譜を読み込み、時代様式・楽式・和声分析ができる。
・自分で作曲家や時代背景についても調べる癖を身につけることができる。
・分析結果をまとめて論述することができる。
■授業計画・方法
・主に、定期演奏会の演目と、学生の希望による楽曲の分析を行う。
・いくつかに分けた学生のグループによる発表を行い、その内容について質疑応答や議論を行う。
・理解した授業(発表)内容についての課題プリントを提出する。
・前期と後期において、発表を担当した楽曲についての分析レポート提出がある。
・教員による講義の回では、大曲を分析する場合、詳細な一部か全体の概要把握に留め、小品の場合、詳細に分析を行う事を基本とする。
・本講義で取り上げる曲目は定期演奏会の演目であるため、年度によって変更する。

1.ガイダンス。授業全体及び評価についての説明。基礎楽式の復習。
2.様々な楽曲の形式と和声構造について
3.動機、主題、調性を分析、構造の把握(定期演奏会の演目を使用)
4.ピアノソロ楽曲(定期演奏会演目のピアノ編曲版)
5.室内楽曲(デュオ以上の編成:ベートーヴェン《ヴァイオリンソナタ第5番op.24(春)》、モーツァルト《ピアノと管楽のための五重奏曲 K.452》など)
6.フーガ様式(バッハなど)
7.スコアリーディング(定期演奏会の演目)、現場の声を聞く〜指揮者をゲストに迎えて〜
8.定期演奏会の演目1(管弦楽曲)@
[準備]スコアを読みながら音源を聴いて、大まかな構造を把握しておく。
9.定期演奏会の演目1(管弦楽曲)A
[準備]スコアを読みながら音源を聴いて、大まかな構造を把握しておく。
10.定期演奏会の演目1(管弦楽曲)B[準備]音源を聴いておく。
[準備]スコアを読みながら音源を聴いて、大まかな構造を把握しておく。
11.定期演奏会の演目1(管弦楽曲)C、楽曲全体まとめ
[準備]スコアを読みながら音源を聴いて、大まかな構造を把握しておく。
12.定期演奏会の演目2(管弦楽曲)@
[準備]スコアを読みながら音源を聴いて、大まかな構造を把握しておく。
13.定期演奏会の演目2(管弦楽曲)A
[準備]スコアを読みながら音源を聴いて、大まかな構造を把握しておく。
14.定期演奏会の演目2(管弦楽曲)B、楽曲全体まとめ
[準備]スコアを読みながら音源を聴いて、大まかな構造を把握しておく。
15.総括、発表した楽曲の分析レポート提出。(定期試験は実施しない。)
■履修上の留意点(授業以外の学習方法を含む)
・古典派時代までの様式を踏まえた上で履修すること。
・分析するスコアは、各自持参すること。
・日頃から多くの楽曲を聴き考察する習慣をつけることが肝要である。
■成績評価の方法・基準
【方法】
平常点(20%)、コメントペーパー及び提出課題(30%)、期末ごとのレポート提出(50%)。平常点は、授業への取り組み方・発表方法で、総合的に評価する。
【基準】 到達目標を観点として、履修規程に定める「授業科目の成績評価基準」に則り評価する。
■教科書・参考文献(資料)等
教科書
教員の指示による。
テキスト
定期演奏会演目のスコア(出版社は問わない)
参考文献
「楽式論」石桁真礼生著(音楽之友社)、「総合和声」島岡譲他著(音楽之友社)
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