科目コード | 授業科目名 | 単位数 | 学期 | 授業区分 | |
52011 | オペラ総合実習 I | 2 | 通年 | 実技 | |
受講年次 | 担当教員名 | ||||
声楽専攻3年次 | ○片桐仁美・近藤広志・中村敬一 |
■授業概要 |
モーツァルトのオペラ作品からアンサンブルシーンを教材に取り上げ研究する。 コレペティトアとの音楽稽古を通して、正しい楽譜の読み方と、音楽の作り方を学習する。 その後、演技をつけて、身体的な表現を学習し、オペラで役を演じることの基本を習得する。 授業の学習成果は、11月22日(水)の学内演奏会(公開/奏楽堂ホール)において、簡易なオペラ舞台制作を伴った形で発表する。 |
■学習目標 |
歌唱技術と音楽作りの基本的な考え方と共演者とのアンサンブルのやりかた、オペラ演技の基礎を、舞台上における実践体験を通して習得する事を主たる目標とする。 また、総合芸術であるオペラでは、裏方を含めて全員の協働作業で成り立つものであり、学内演奏会を通して、一つの舞台を作る達成感を味わうことも目標とする。 |
■授業計画・方法 |
声楽家として総合芸術であるオペラに関わるために必要な、舞台人としての基礎能力を育成する授業計画は3〜4年次までの2年間を通して構成される。3年次のオペラ総合実習では歌唱演技実践の基礎を学びトレーニング方法を修得する。教材として今年度はモーツァルトのアンサンブルを取り上げ、レチタティーヴォの歌唱法の学習も行う。同時に11月の学内演奏会に向けて、舞台制作過程の基礎的事項も総合的に学ぶと共に、オペラ総合実習II(4年生対象)の学内演奏会における舞台スタッフを担う事で、歌手として必要なオペラ制作の知識も同時に体験学習する。 授業計画概要 2月:前年度に演目・配役をあらかじめ発表(予習をする為) 1.授業開始時のオリエンテーションで計画概要、年間スケジュールと指導体制・運営体制を発表、 音楽稽古開始 2〜8.音楽稽古 9.立ち稽古の為の演技プラン案を協議の後、立ち稽古開始 10〜14.立ち稽古 15〜17.思い出し稽古 18〜21.演出家による集中授業 22〜26.思い出し稽古 27〜30.演出家による集中授業 31.GP(舞台転換稽古を含む) 32.学内演奏会(11/22) 10月に立ち稽古、音楽稽古手直し、舞台図面作成、衣装協議を行う。 |
■履修上の留意点(授業以外の学習方法を含む) |
予習を必ず行いしっかり暗譜すること。演技が付いてからは相手役との練習を大切にし研究する必要がある。自分が出演しない曲目も楽譜を用意し、一緒に勉強すること。 |
■成績評価の方法・基準 |
通常の態度や後期の学内演奏会に向けての取り組み方、演奏、演技を総合し、常勤の担当教員と演技指導の教員との協議で評価する。学内演奏会での演奏成果も加味する。 |
■教科書・参考文献(作品)等 |
□教科書 教員の指示による。 |
□参考文献(作品) 前年度2月に教材の演目は掲示する。演奏教材はモーツァルトのオペラ作品を取り上げる。 |