科目コード | 授業科目名 | 単位数 | 学期 | 授業区分 | |
52055〜52058 | ピアノ実技V・W | 4・4 | 前期・後期 | 実技 | |
受講年次 | 担当教員名 | ||||
ピアノコース3年次・4年次 | ○佐久間龍也・小杉裕一・小沢麻由子・伊東陽 |
■授業概要 |
・ピアノ実技Vは、ロマン、古典作品を中心に、それぞれの作品の時代様式に適した演奏法を追求する。特に後期にはベートーヴェンのソナタに取り組み、演奏と様式の一致を研究する。 ・ピアノ実技Wの前期試験には、バッハの作品を課す。またベートーヴェン以外の古典作品にも取り組み、あらゆる時代様式の理解の下に専門的な演奏力の完成を目指す。 |
■学習目標 |
・ピアノ実技Vは、構成感のある演奏をするための理論や、作品の時代背景等を演奏に反映させるための研究を通して表現することを目標とする。 ・ピアノ実技Wは、よりプロフェッショナルな演奏を目指し、後進の指導にも活かせるような研鑽を積み、多角的な演奏が出来るようにすることを目標とする。 |
■授業計画・方法 |
各自の習熟度に応じて、レッスンを受ける曲を指導教員と相談し決定する。試験曲だけで授業を受けるとは限らない。年に2回設定されている実技試験及び学内演奏会は以下の通り。また、ソナタを演奏する場合は必ず全楽章を演奏し、変奏曲等も抜粋は不可。 ピアノ実技Vの前期試験は、ソナタ全楽章、または前奏曲集、組曲、変奏曲等(抜粋でなく全曲)20分以上30分以内。時間内であれば複数曲でも可。 ピアノ実技Vの後期試験は、ベートーヴェンのソナタ1曲全楽章を演奏する。 ピアノ実技Wの前期試験は、バッハの平均律曲集第1巻・第2巻から1曲を選択し演奏する。但し、入試で演奏した曲は除く。 ピアノ実技Wの学内演奏会(10月12日)では、この時点までに過去の試験・学内演奏会においてベートーヴェン以前の作品を演奏していなければ、ベートーヴェン以前の作品を演奏すること。但し、3年次後期に演奏したベートーヴェンのソナタ、前期に演奏したバッハの平均律曲集は除く。演奏時間は10分以上15分以内。 ピアノ実技Wの後期試験は25分以上35分以内の自由曲。但し1年次から3年次までの実技試験及び学内演奏会、4年次の学内演奏会で演奏した曲を一部含めても良い。卒業演奏試験と兼ねている。 |
■履修上の留意点(授業以外の学習方法を含む) |
授業時間以外に予め充分な時間の練習を行うこと。 |
■成績評価の方法・基準 |
・暗譜で演奏すること。 ・学内公開試験とし、完成度と音楽性等を総合的に判断し採点した審査結果をもとに、全試験官の上下カットした平均点で成績評価する。 ・試験終了後に、試験官全員の個人採点結果と個別講評を配付する。 |
■教科書・参考文献(作品)等 |
□教科書 個々の課題曲や試験曲の楽譜は、基本的にはコピーでなく学生自身が準備すること。 |
□参考文献(作品) 特になし。 |