沖縄県立芸術大学
音楽部&大学院(修士課程)音楽芸術科 シラバス

科目名:  声楽史

科目区分: 必修科目/実技関連科目 各専攻共通科目

科目コード 授業科目名 単位数 学期 授業区分
52201
51006
声楽史 2 集中講義
(12月)
講義
受講年次 担当教員名
全専攻2〜4年次 津上智実、(c)倉橋玲子
■授業概要
西洋音楽史における(オペラ以外の)声楽史を、中世から20世紀初頭まで、言葉と音楽との関係に焦点を当てながら、作品に沿って概観する。
■学習目標
・言葉と音楽との関係が時代によってどのように変化していったかを捉え、歌のあり方をその背景と共に理解できるようになることをめざす。
■授業計画・方法
1. 導入:言葉と音楽
2. イタリア歌曲(その1)古典歌曲
3. イタリア歌曲(その2)近代歌曲
4. ドイツ歌曲(その1)リートの成立
5. ドイツ歌曲(その2)シューベルト
6. ドイツ歌曲(その3)シューマン
7. ドイツ歌曲(その4)ブラームス
8. ドイツ歌曲(その5)ヴォルフ以降
9. フランス歌曲(その1)前史
10. フランス歌曲(その2)ロマン派
11. フランス歌曲(その3)フォーレ
12. フランス歌曲(その4)ドビュッシー
13. フランス歌曲(その5)ラヴェル以降
14. 日本歌曲(その1)山田耕筰
15. 日本歌曲(その2)語り歌曲
■履修上の留意点(授業以外の学習方法を含む)
・エヴラン・ルテール『フランス歌曲とドイツ歌曲』(文庫クセジュ336、2006)(税込み1,027円)ないしは下記参考文献のいずれかを事前に読んでおくこと(図書館にも所蔵有)。
■成績評価の方法・基準
・集中講義の終了後、レポートの提出を課する。
・レポート(50点)と平常点(50点)で成績評価する。
■教科書・参考文献(作品)等
教科書
レジュメを配布する。
参考文献(作品)
スティーヴンス『歌曲の歴史』(音楽之友社、1986)
渡辺護『ドイツ歌曲史』(音楽之友社、1986)
ベルナック『フランス歌曲の演奏と解釈』(音楽之友社、1987)
ゲオルギアーデス『シューベルト』(音楽之友社、2000)
グラウト『新西洋音楽史』(音楽之友社、1998/2001)
東川清一編『対位法の変動・新音楽の胎動』(春秋社、2008)
ルー、レイナルディ『フランス歌曲の珠玉』(春秋社、2009)
デュル『声楽曲の作曲原理』(音楽之友社、2009)
石多正男『歌曲と絵画で学ぶドイツ文化史』(慶応義塾大学出版会、2014)
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