科目コード | 授業科目名 | 単位数 | 学期 | 授業区分 | |
52254 | 作曲実技W | 8 | 通年 | 講義 | |
受講年次 | 担当教員名 | ||||
作曲コース4年次 | 近藤 春恵・土井智恵子 |
■テーマ |
弦楽四重奏、自由な室内楽の創作 |
■授業の概要 |
音楽の諸形式について、近現代の楽曲の分析を通じて更に深く研究し、室内楽作品(3年次弦楽四重奏曲、4年次自由な編成による楽曲)の制作および試演を行う。 |
■到達目標 |
・個人の能力に応じて、編成を選び室内楽曲作品を制作することが出来る。 ・機能和声の発展的運用法や近代音楽の形式を理解し分析できるようにする。 ・提出作品課題の室内楽曲に生かすことが出来る。 |
■授業計画・方法 |
・個人レッスンと学期ごとの複数受講生によるゼミ形式を併用して行う。 ・各年次以下の内容を中心に、和声・対位法課題と楽曲分析を実施する。 作曲実技Wでは、前期でより進化した和声、特にデフォルメされた和声語法による近現代諸作品を研究し、アンサンブルへの編曲、組曲形式による様々なスタイルによる作品を制作する。後期は卒業作品に向けて、まず編成を決定し作品を制作する。 学生は、学年暦で指定された日時に各学年に応じて定められた課題作品を提出すること。 作曲実技W 1.ガイダンス 2.任意のピアノ曲からの室内楽編曲@導入 3.同上A推敲 4.同上B修正 5.同上C完成 6.同上意見交換 7.印象派以降のピアノ曲からの編曲@導入 8.同上Aピアニスティックな音型の処理 9.同上Bレジスターの拡大と音色の推敲 10.同上C楽器性についての推敲 11.同上D修正 12.同上E完成 13.同上F意見交換と試演に向けた練習(1) 14.同上試演に向けた練習(2) 15.まとめ 16.ガイダンス 17.卒業作品へ向けての楽想推敲@ 18.同上A 19.同上B 20.同上C 21.編成決定とアウトラインの習作@ 22.同上A 23.同上B 24.同上C 25.コンデンス・スコアの完成@ 26.同上A 27.同上B 28.フル・スコアの完成@ 29.同上A 30.同上B記譜の見直し |
■履修上の留意点(授業以外の学習方法を含む) |
平素から「音楽を注意深く聴く、楽譜で確かめる」など、各自課題に関する分析、予習を行っておくこと。 |
■成績評価の方法・基準 |
【方法】 平常点5割、作品提出および試演における練習の姿勢5割の配点比で総合的に評価する。 |
【基準】 到達目標を観点として、履修規程に定める「授業科目の成績評価基準」に則り評価する。 |
■教科書・参考文献(資料)等 |
□教科書 「総合和声」島岡譲他著(音楽之友社) |
□テキスト 必要に応じて適宜に楽曲を紹介し、資料配布する。 |
□参考文献 「音楽の分析〜ギリシア旋法から現代音楽まで」J・シャイエ著(音楽之友社) 「作曲の技法―バッハからヴェーベルンまで」小鍛冶邦隆著(音楽之友社) |