沖縄県立芸術大学
音楽部&大学院(修士課程)音楽芸術研究科 シラバス

科目コード 授業科目名 単位数 学期 授業区分
52295 和声V(文) 2 前期 講義
受講年次 担当教員名
音楽文化専攻2年次 〇土井智恵子、近藤春恵、池田美奈子、瑞慶覧尚子、小野寺雅
■テーマ
機能和声の理論と四声体実習、および楽曲の和声分析力を養う。
■授業の概要
・和声の基本的理論の講義と書式の実習、鍵盤演習を「和声―理論と実習U」を中心に行う。
・Vではサブドミナント諸和音を含むバス課題・ソプラノ課題を実施する。
・楽曲の簡易な和声分析、習得した四声体和声を基にした簡易な作曲、編曲の実習を行う。
■到達目標
・和声T・U(文)の次のレヴェルとして、サブドミナント諸和音、ドッペルドミナント諸音の基本的な理論を理解する。
・上記内容のバス課題・ソプラノ課題の実施と鍵盤での演習ができる様になる。
・和声分析、習得した和声法を応用した簡易な旋律作曲、編曲ができる様になる。
■授業計画・方法
少人数でのクラス授業を行う。
 
1.ガイダンスと実習方法の説明。各段階で学生がすべき準備学習の方法を指示する。
2.属9和音の復習
3.サブドミナント諸和音
4.サブドミナント諸和音の分析
5.サブドミナントを含む準固有和音の連結実施
6.簡易なカデンツの鍵盤演習
7.簡易なカデンツの移調演習
8.属9和音、サブドミナント諸和音を含むバス課題
9.前回の移調演習
10.これまでの和音を含む簡易な楽曲の和声分析
11.ドッペルドミナントの連結実施
12.楽曲におけるドッペルドミナントの分析と要約
13.ドッペルドミナントのバス課題
14.ドッペルドミナントのバス課題 移調
15.総括(定期試験を実施する。)
■履修上の留意点(授業以外の学習方法を含む)
鍵盤上の実習が中心となる為、予習、復習が肝要である。
■成績評価の方法・基準
【方法】
平常点60%、筆記試験40%の配点比で成績を総合的に評価する。
【基準】 到達目標を観点として、履修規程に定める「授業科目の成績評価基準」に則り評価する。
■教科書・参考文献(資料)等
教科書
「和声―理論と実習U」島岡譲他著(音楽之友社刊)
テキスト
「演奏につなげる和声入門ワーク」佐怒賀悦子著(ヤマハ・ミュージック・コーポレーション)
参考文献
「総合和声」島岡譲他著(音楽之友社刊)
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