科目コード | 授業科目名 | 単位数 | 学期 | 授業区分 | |
53103 | 企画制作特別講義 | 2 | 前期 (集中講義) |
講義 | |
受講年次 | 担当教員名 | ||||
声楽専攻3年次 4年次 | ○豊田喜代美 吉田武稔 |
■授業概要 |
芸術家(アートマネージャー含む)がその芸術文化活動を継続していくために必要な知識と方法論を身につけることを主たる目的とする。そのために、@理論的な枠組みとして最先端の「組織的知識創造論」を学び、知的なフレームワークとする。A現状の問題点と課題を検討し、解決方策を検討する。なお、可能な限りフィールドスタディやヒアリングを含めることとする。 ナレッジマネジメントの焦点を問題解決方法論にあて、そのような方法論が創造力を涵養する学習プロセスであるという考え方について説明する。そのような方法論の例として、ソフトシステム方法論とデザイン思考を取り上げ、それらが創造力を伸ばすために備えるべき条件について、理論的背景を概説する。本講義では特に演習に力点をおく。 授業の一部を大学院の「アートマネジメント演習」との合同授業とする。学部生と院生に対する課題は異なる。 |
■学習目標 |
実演家として自らの演奏活動を行うための方法論の取得を目標とする。 |
■授業計画・方法 |
4月オリエンテーション:授業内容の説明 実演家が行う企画制作とは何か ・企画制作の概要 ・企画の原案作成 芸術創造活動の方法論 ・コース概要、自己紹介と問題意識の共有 ・暗黙知、創造性、記憶 ・学習プロセスとしての問題解決方法論 ・システム方法論とデザイン思考 ・演習 プレゼンテーション ・まとめとレポート 実演家による企画制作 ・企画書による制作実習 ・まとめとレポート |
■履修上の留意点(授業以外の学習方法を含む) |
・集中授業となるので日程の掲示と連絡に注意すること。 ・新聞、TVニュースなどの情報に関心を持つこと。 |
■成績評価の方法・基準 |
プレゼンテーション及びレポートの内容、授業参加を総合的に勘案し評価する。 |
■教科書・参考文献(作品)等 |
□教科書 講義ノートを配布する。 |
□参考文献(作品) 垣内・林編著「チケットを売り切る劇場」水曜社 ドラッカー「マネジメント エッセンシャル版 基本と原則」ダイヤモンド社 ・M.ポランニー(高橋訳):暗黙知の次元.ちくま学芸文庫、2003年. ・野中、竹内(梅本訳):知識創造企業.東洋経済新報社、1996年. ・P.Checkland, J.Scholes: Soft Systems Methodology in Action. John Wiley&Sons, 1999年. 必要に応じて資料は手交する。また、DVDなども必要に応じ使用する。 |