沖縄県立芸術大学
音楽部&大学院(修士課程)音楽芸術科 シラバス

科目名:  身体知基礎演習

科目区分: 選択科目/専門基礎科目 琉球芸能専攻

科目コード 授業科目名 単位数 学期 授業区分
53104 身体知基礎演習 2 通年 演習
受講年次 担当教員名
琉球舞踊組踊コース
2年次〜4年次
○比嘉いずみ(琉球舞踊)・松田貴子(C)&バジル(アレクサンダー・テクニーク)・安次富範子(ボディトーク)・盧姜威(空手)
■授業概要
表現活動をする者にとって「身体」とは大事な表現道具・楽器となり、より研ぎ澄まされた身体感覚が必要不可欠である。本授業では、身体の基本的機能に着目し、“より良い自分の使い方”という観点から、様々な手法で自己の観察力と認識力を高め、感性や創造性、表現力のさらなる発展の支援を目的とする。
1.アレクサンダー・テクニークにおいては『自分の使い方』の概念を捉える。
2.ボディートークでは、体のしこりをほぐす動きの中で、心と体のつながりを感じ、自分自身の心と体を整える。
3.空手の技法を通して、呼吸の重要性ならびに体の重心を再認識し、正しい体幹づくりの基礎を築き、無駄のない動きができるようになることを目指す。
4.沖縄の伝統芸能である琉球舞踊を通して、丹田の意識について学ぶ。
以上の、各専門分野における実践の中で自己開発の可能性を広げる。
■学習目標
・生来備わっている基本的身体機能(身体構造と仕組み)の再認識。
・一人ひとりの自己観察力、自己認識力を高める。
・“より良い自分の使い方”を習得する。
・様々な身体活動における観察を通し、各専門分野への応用。
・体が変われば行きの使い方も変化する。息の中に心の在り方が現れる。
・自分自身の体をほぐすことでの気づき
・武の身体技法の学習を通して、体の重心を再確認し、正しい体幹を身につける。
・しなやかで伸びのある動きが出来るようになることを目指す。
・日本の伝統技芸に共通する丹田を知る。
■授業計画・方法
4月ガイダンスで授業計画を伝える。
≪前期≫
 1.   ガイダンスで授業計画を伝える。
 2.   アレクサンダー・テクニークの基本的原理
 3-4.  身体の基本構造と機能
 5-6.  身体と心のはたらき
 7-11. 「自己の使い方」の探究
 12-15. ボディートーク
≪後期≫
 1〜6. ボディートーク・空手・琉球舞踊
 7-14. 管打楽器を専門とする講師による実践的自己開発。
     12月に集中授業で、12月9日(土)・10日(日)の2日間行う予定
 15.  総括
■履修上の留意点(授業以外の学習方法を含む)
・本授業の身体活動を行い易い、体操着に類する服装で参加のこと。
・琉球芸能大合奏室の舞台に上がるため、靴下を持参のこと。
・ボディートークでは床に横たわるため、フェイスタオルまたはバスタオルを持参する。
■成績評価の方法・基準
・レポート提出、授業参加状況を総合的に評価する。
■教科書・参考文献(作品)等
教科書
・教員の指示による。
参考文献(作品)
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