沖縄県立芸術大学
音楽部&大学院(修士課程)音楽芸術研究科 シラバス

科目コード 授業科目名 単位数 学期 授業区分
80451〜2 室内楽実習T・U 2 通年 実技
受講年次 担当教員名
ピアノ専修1年次
管弦打楽専修1〜2年次
○澤村康恵・小杉裕一・小沢麻由子・岡田光樹・林裕・阿部雅人・倉橋健・屋比久理夏・市坪俊彦・吉田秀・荒川洋・庄司知史・大澤昌生・吉川武典・池田幸弘
■テーマ
・室内楽における芸術表現とその演奏法(室内楽実習T)
・室内楽実習Tを基盤としたレパートリーの拡充(室内楽実習U)
■授業の概要
・本授業では受講者自身による選曲・メンバー構成したグループに対して授業を行う。受講曲の構成楽器の担当教員がそれぞれの立場からレッスンを行い、音楽作品の全体像とそれを構成するパートの要素の両面からの研究を行うことにより、室内楽分野の技法にとどまらず、専門楽器での演奏に寄与させることを企図している。
・本授業科目においては、三重奏以上の編成を対象とした室内楽曲を取り上げる。原則として、3種類以上の異なる楽器による編成とし、同一楽器による重奏、アンサンブルは対象外とする。ただし、一部楽器種等の事情により、他楽器種との2重奏を可能とする場合もある。
・学内演奏会(試験を兼ねる)に出演する。
■到達目標
・室内楽は器楽演奏者にとって重要なジャンルである。ピアノおよび管弦打楽専修学生の一部学生にとっては、当該分野が主要研究テーマとなる場合もある。
・作品またはアンサンブル演奏法研究を深めること、またこれらの研究を通して主要研究との関連性をもたせることを目標とする。
■授業計画・方法
1.ガイダンス
2.各楽器の特性を理解し、作品の音楽的構造を把握する。(基礎)
3.各楽器の特性を理解し、作品の音楽的構造を把握する。(応用)
4.各楽器の特性を理解し、作品の音楽的構造を把握する。(実践)
5.作曲家の意図を読み取り、それをグループで共有し、アンサンブル学習を行う。(基礎)
6.作曲家の意図を読み取り、それをグループで共有し、アンサンブル学習を行う。(応用)
7.作曲家の意図を読み取り、それをグループで共有し、アンサンブル学習を行う。(実践)
8.作品としての演奏解釈を確立させる。@
9.作品としての演奏解釈を確立させる。A
10.作品としての演奏解釈を確立させる。B
11.作品としての演奏解釈を確立させる。C
12.作品としての演奏解釈を確立させる。D
13.高い完成度を目指して、最終的な音楽表現や演奏技術について確認する。@
14.高い完成度を目指して、最終的な音楽表現や演奏技術について確認する。A
15.総括(定期試験を実施する)

・学内演奏会(ゲネプロを経て学内演奏会に出演すること。ゲネプロを経ず演奏会に出演することはできない。)
・各受講者(グループ)は学習計画を立て、各担当教員によるレッスンを4回以上受講する。
■履修上の留意点(授業以外の学習方法を含む)
・受講者は原則として所定の期日(前年度3月・掲示する)までに、受講を希望する楽曲について指導教員と相談の上、メンバー構成をおこない、室内楽曲目希望用紙(ステマネシートを含む。音楽表現専攻第2学科室にある)に必要事項を記入の上、同学科室に提出すること。あわせて曲目をデータで提出する。ただし本学新入生のうち、学外からの入学生に関しては、入学後、指導(担当)教員による履修指導を経てメンバー構成を含む調整を行うこととする。
・メンバー構成は原則として、希望する楽曲の半数以上のメンバーを学生により確保すること(例:三重奏希望=2人、四重奏=2人、五重奏希望=3人、六重奏=3人、など)とするが、メンバーの足りないパートについては演奏員(Vn. Va. Vc. 及び管楽器の一部)を割り当て構成する。その際、学生による演奏員の指名はできないので、欠落パートは空欄のまま提出すること。
・ピアノ専修の履修学生がピアノ三重奏曲を希望する場合には、2名の非常勤演奏員を割り当てる。
・希望曲による受講ができるよう配慮しているが、学生の在籍状況および演奏員の状況によっては希望に添えないこともある。
・規定のレッスン回数の満たないと認められるもの、ゲネプロまたは演奏会に参加もしくは出演しない者には単位を与えない。
・その他、連絡事項等は原則として公示するが、不明な点は音楽表現専攻第2学科室に問い合わせること
■成績評価の方法・基準
【方法】
定期試験100%
学内演奏会(試験を兼ねる)の採点結果をもとに担当教員陣の協議により、総合的に判断し評価する。
【基準】 到達目標を観点として、履修規程に定める「授業科目の成績評価基準」に則り評価する。
■教科書・参考文献(資料)等
教科書
特になし。
テキスト
履修する楽曲の楽譜(スコア、パート譜)等を用意すること。エディション(版)や入手方法については自身の担当教員から授業前にカウンセリングを受けること。コピーは不可。
参考文献
授業で取り上げる課題に関連する音楽辞典(ニュー・グローブ音楽辞典等)、楽書、録音・録画等視聴覚資料
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