科目コード | 授業科目名 | 単位数 | 学期 | 授業区分 | |
80902 | 器楽実技演習 | 2 | 通年 | 実技 | |
受講年次 | 担当教員名 | ||||
舞台芸術専攻・音楽学専修 1〜2年次 |
○小沢麻由子・小杉裕一 |
■テーマ |
ピアノの基礎的な演奏技法を習得する。 |
■授業の概要 |
・大学で学んだ基礎的なピアノ奏法研究を発展させることを目的とした授業である。 ・専修免許状取得希望者は必修になる。 |
■到達目標 |
・大学で学んだ基礎的なピアノ奏法研究を発展させ、表現力を更に高める事を目標の一つとする。 ・レパートリーを拡げ、教職免許取得に見合う演奏力を習得する。 |
■授業計画・方法 |
・ピアノの演奏力はその経験の違いから個人によって千差万別である。各自の習熟度に応じながら、週1回約25分程度の個人レッスン形態で行う。履修登録後、第1回目の授業までに担当教員、レッスン曜日、教室を掲示発表する。 ・第1回目の授業では担当教員と面談し曜日・時間の詳細を決め授業計画を立てる。継続によって身に付く学習なので、授業出席と予習復習が重要なポイントである。 ・学年末試験の課題曲は自由曲である。 1.ガイダンス 学年末試験に向けての候補曲、授業計画を決める。 2.学部で学んだことの復習@調性と音階、和音について 3.学部で学んだことの復習Aピアノ奏法の基礎について 4.学部で学んだことの復習Bスケールとカデンツについて 5.学部で学んだことの復習C和声の基礎について 6.楽曲の構造@(自由曲)作品の時代背景と同時代の作品について 7.楽曲の構造A(自由曲)調性と和声進行について 8.楽曲の奏法@(自由曲)右手パートの学習 9.楽曲の奏法A(自由曲)左手パートの学習 10.楽曲の奏法B(自由曲)前半部分を両手で演奏する 11.楽曲の奏法C(自由曲)後半部分を両手で演奏する 12.楽曲の奏法D(自由曲)左手にペダルを付けて奏する 13.楽曲の奏法E(自由曲)デュナーミクと左右のバランス 14.楽曲の奏法F(自由曲)両手にペダルを付けて奏する 15.ピアノ演奏の基礎に関するまとめ、学年末試験曲の決定 16.学年末試験演奏作品@同時代の作曲家や作品を通して様式を知る 17.学年末試験演奏作品A楽曲の構造分析、音楽の種々の形式について 18.学年末試験演奏作品B右手パートの確認と運指設定 19.学年末試験演奏作品C左手パートの確認と運指設定 20.学年末試験演奏作品D前半部分を両手で弾く 21.学年末試験演奏作品E後半部分を両手で弾く 22.学年末試験演奏作品Fペダリングの設定と確認 23.学年末試験演奏作品Gテンポ、強弱の設定 24.学年末試験演奏作品H細かな演奏指示の実践 25.学年末試験演奏作品I各部分のフレージング、アーティキュレーションの決定 26.学年末試験演奏作品J各奏法の復習 27.学年末試験演奏作品の仕上げ@暗譜の確認 28.学年末試験演奏作品の仕上げA楽曲全体の種々のバランスの確認 29.学年末試験演奏作品の仕上げB音楽表現に関する総合的な確認 30.まとめ 音楽的に高い水準の演奏を目指して ※定期試験を実施する |
■履修上の留意点(授業以外の学習方法を含む) |
継続的な練習計画を立てること。 |
■成績評価の方法・基準 |
【方法】 定期試験90%、平常点10% |
【基準】 到達目標を観点として、履修規程に定める「授業科目の成績評価基準」に則り評価する。 |
■教科書・参考文献(資料)等 |
□教科書 教員の指示による。 |
□テキスト 各自の能力及び習熟度に応じて課題を与える。 |
□参考文献 教員の指示による。 |