科目コード | 授業科目名 | 単位数 | 学期 | 授業区分 | |
81202 | ピアノ研究U | 8 | 通年 | 実技 | |
受講年次 | 担当教員名 | ||||
ピアノ専修2年次 | ○小杉裕一・小沢麻由子 |
■テーマ |
ピアノ研究Tで習得したレパートリーを土台に、ピアノ研究Uでは修士演奏曲目を選択して研鑽する。 |
■授業の概要 |
各年度初めに学生が作成する研究計画書に基づき、客観的で説得力のある演奏が出来ることを目指す。 |
■到達目標 |
演奏家としての理論と研究の結果を踏まえ、理性と表現のバランスが取れた、なおかつ個性的な演奏を目標とする。 |
■授業計画・方法 |
【ピアノ研究U】 1.ピアノ研究Tで研究・習得した内容や演奏法を深く掘り下げ、修士演奏曲目を選定する。 ただし、大学院入学試験で演奏した曲は含まないこと。演奏時間は60〜80分程度。 2.修士演奏曲目への取り組み@各自の研究テーマの確認 3.修士演奏曲目への取り組みA研究テーマに沿って集めた資料の追究 4.修士演奏曲目への取り組みB楽曲の背景・分析を研究 5.修士演奏曲目への取り組みC副論文との関連性を確認 6.修士演奏曲目への取り組みDプログラミングについて 7.修士演奏曲目への取り組みE奏法について(音色を中心に) 8.修士演奏曲目への取り組みF奏法について(構成と音楽性を確認) 9.修士演奏曲目への取り組みG奏法について(技術的な課題) 10.修士演奏曲目への取り組みH奏法について(技術的な課題/特殊奏法) 11.修士演奏曲目への取り組みIプログラムにおける音楽的な配分を確認 12.修士演奏曲目への取り組みJプログラムにおけるペース配分 13.修士演奏曲目への取り組みK研究テーマとの整合性を再確認 14.修士演奏曲目への取り組みL研究テーマと副論文の関連性を確認 15.前期の総括及び修士演奏曲目の演奏上の課題を提示する 16.修士演奏曲目の最終決定を行う(又は確認) 17.修士演奏曲目への取り組みM各作品の演奏上の注意点 18.修士演奏曲目への取り組みN各作品の音楽的内容の確認 19.修士演奏曲目への取り組みO各作品のまとめ 20.副論文の補助的指導(内容の精読と諸注意) 21.副論文の補助的指導(課題演習等で受けた授業と併せて、副論文の完成に近づける) 22.修士演奏に向けて@全体を見渡す能力を学ぶ 23.修士演奏に向けてA曲間や、音楽的な間の取り方 24.修士演奏に向けてBステージマナー 25.修士演奏に向けてC次の作品へと向かう時の心構えと、休憩時の在り方 26.修士演奏に向けてD演奏内容の全体的な把握 27.修士演奏に向けてEメッセンジャーであることの意義 28.修士演奏に向けてF演奏曲目の最終確認(暗譜等)を行う 29.これまでの学修と演奏経験を踏まえ、修士演奏に向けての心構えを指導する 30.修士演奏:客観性のある完成度の高い演奏を目指す 修士演奏終了後は、後日に副論文の内容や演奏との関連性について、課題演習の指導教員と ピアノ専修教員との合同で口頭試問を行う |
■履修上の留意点(授業以外の学習方法を含む) |
・新年度開始後担当教員と相談の上、研究計画書を作成し5月29日に提出する。 ・学位審査申請書は10月末日に提出する。 ・副論文は11月30日に提出する。 |
■成績評価の方法・基準 |
【方法】 修士演奏による学位公開審査70%、副論文20% 口頭試問10% |
【基準】 到達目標を観点として、履修規程に定める「授業科目の成績評価基準」に則り評価する。 |
■教科書・参考文献(資料)等 |
□教科書 特になし。 |
□テキスト 個々の課題曲や演奏曲の楽譜は、学生自身がコピーでなく準備する。 |
□参考文献 担当教員の指示による。 |