沖縄県立芸術大学
音楽部&大学院(修士課程)音楽芸術研究科 シラバス

科目コード 授業科目名 単位数 学期 授業区分
81356 楽曲構造特殊研究 2 前期 講義
受講年次 担当教員名
演奏芸術専攻・音楽学専攻1年次 〇近藤春恵、村田昌己
■テーマ
演奏、研究に反映させるための楽曲分析の基礎
■授業の概要
各時代区分、編成に分け、楽曲を形式・和声法・諸スタイルの観点から楽曲をつかみ、分析する。
■到達目標
・楽曲構造を理解し、和声・楽式の分析ができるようになる。
・時代様式を理解し、特徴的な和声語法、音楽構成をつかめるようになる。
■授業計画・方法
・歴史的な変遷を中心に以下の内容で楽曲構造・和声分析について考察する。
 
1.バロックから古典派までの和声語法、様式の総括
2.バロックから古典派までの室内楽、声楽曲を中心に分析
3.古典派の管弦楽を含む作品の分析
4.古典派の交響曲
5.ロマン派の作曲家とピアノ作品
6.ロマン派の作曲家と管弦楽作品  
7.民族主義の系譜とその作曲家作品
8.ストラヴィンスキー、バルトーク作品
9.フランス近代の作曲家と作品
10.印象派以降の潮流と和声語法
11.「10.」で扱った作曲家、作品の分析
12.20世紀の作曲家作品の総括
13.12音技法によるピアノ作品の分析
14.メシアンとその周辺
15.まとめ (定期試験は実施しない。)
■履修上の留意点(授業以外の学習方法を含む)
授業で取り上げる楽譜をもとに各自予習復習を心がけること。
■成績評価の方法・基準
【方法】
平常点70%及びレポート提出等30%の配点比で評価する。
【基準】 到達目標を観点として、履修規程に定める「授業科目の成績評価基準」に則り評価する。
■教科書・参考文献(資料)等
教科書
「名曲で学ぶ和声法」柳田守義著(音楽之友社)
テキスト
「大作曲家11人の和声法」中村隆一著(全音楽譜出版社)
「演奏家の為の和声分析と演奏解釈」ドメル・ディエニー著(シンフォニア)
参考文献
バッハ:平均律曲集題1巻、ブラームス:交響曲第1番、ベルリオーズ:幻想交響曲、ドビュッシー:前奏曲集第1巻・第2巻、バルトーク:管弦楽のための協奏曲、メシアン:嬰児イエズスに捧げる20の眼差し
←戻る