ドローイングコミュニケーション展の経緯 The circumstances of exhibition

 “ドローイングコミュニケーション”は沖縄県立芸術大学 絵画専攻 油画 田中睦治教授の発案のもとで2008年から始められた授業と展覧会です。それ以前からドローイングの授業はおこなっていましたが、学年の垣根を越え言葉以外の意思伝達ツールとしてドローイングの可能性を模索し、2009年から学内だけではなく他大学、海外を含めた内外とのコミュニケーションをはかるために展開され、現在は第7回目となります。これまで参加した大学は10大学、延べ370人ほどの学生や教員がドローイングを展示してきました。

 ドローイングにコミュニケーションをプラスしたこの展覧会は、その後、福岡のギャラリーで、本学と福岡教育大学による学生同士の展覧会や、名古屋造形大学主催によるドローイングコミュニケーション展、東北生活文化大学主催による仙台アーティストランプレイスによる合同展にも発展、地域独自の広がりを見せました。
 本学では、新しい年度はドローイングコミュニケーション展で始まるという習慣になっています。つまり自身の「感性のトレーニング」を始めるところから始め、互いの感性を認めるところから教室を作っていこうという雰囲気が生まれています。
 自身のイメージ世界を生なライブ感覚で確かめ、いつもその身体感覚を温め続けるこのドローイングの作業を、1年間を通じて行う学生もいます。



2008年
第1回ドローイングコミュニケーション展(2008年05月17日〜5月25日) 参加大学:沖縄県立芸術大学
2009年
第2回ドローイングコミュニケーション展(2009年05月16日〜5月24日) 参加大学:沖縄県立芸術大学、長崎大学、サラエボファインアートアカデミー
2010年
第3回ドローイングコミュニケーション展(2010年05月15日〜5月20日) 参加大学:沖縄県立芸術大学、琉球大学、福岡教育大学、名古屋造形大学、サラエボファインアートアカデミー
2011年
第4回ドローイングコミュニケーション展[2011年6月1(水)〜6月5日(日)] 参加大学:沖縄県立芸術大学、琉球大学、沖縄大学、福岡教育大学、名古屋造形大学、サラエボファインアートアカデミー
2012年
第5回ドローイングコミュニケーション展[2012年5月17(木)〜5月22日(火)] 参加大学:沖縄県立芸術大学、琉球大学、沖縄大学、福岡教育大学、名古屋造形大学、東京藝術大学、ソウル大学、サラエボファインアートアカデミー
2013年
第6回ドローイングコミュニケーション展[2013年5月15日(水)~5月19日(日)] 参加大学:沖縄県立芸術大学、琉球大学、沖縄大学、福岡教育大学、名古屋造形大学、東北生活文化大学 、サラエボファインアートアカデミー
2014年
第7回ドローイングコミュニケーション展[2014年5月14日(水)~5月18日(日)] 参加大学:沖縄県立芸術大学、琉球大学、沖縄大学、福岡教育大学、名古屋造形大学、東北生活文化大学 、サラエボファインアートアカデミー