沖縄県立芸術大学
音楽部&大学院(修士課程)音楽芸術研究科 シラバス

科目コード 授業科目名 単位数 学期 授業区分
16245
16246
(53104)
身体基礎演習T・II(身体基礎演習) 1・1/2 前・後/通年 演習
受講年次 担当教員名
全専攻2〜4年次 ○比嘉いずみ(琉球舞踊)・松田貴子・バジルクレッツァー(アレクサンダー・テクニーク)・安次富範子(ボディトーク)・廬姜威(空手)
■テーマ
自己観察力、自己認識力を高める
■授業の概要
表現活動をする者にとって「身体」とは大事な表現道具・楽器となり、より研ぎ澄まされた身体感覚が必要不可欠である。本授業では、身体の基本的機能に着目し、「より良い自分の使い方」という観点から、様々な手法で自己の観察力と認識力を高め、感性や創造性、表現力のさらなる発展の支援を目的とする。
1.アレクサンダー・テクニークにおいては「自分の使い方」の概念を捉える。
2.ボディトークでは、体のしこりをほぐす動きの中で、心と体のつながりを感じ、自分自身の心と体を整える。
3.空手の技法を通して、呼吸の重要性ならびに体の重心を再確認し、正しい体幹づくりの基礎を築き、無駄のない動きができるようになることを目指す。
4.沖縄の伝統芸能である琉球舞踊を通して、丹田の意識について学ぶ。
以上の、各専門分野における実践の中で自己開発の可能性を広げる。
■到達目標
・生来備わっている基本的身体機能(身体構造と仕組み)の再認識。一人ひとりの自己観察力、自己認識力を高める。
・「より良い自分の使い方」を習得する。様々な身体活動における観察を通し、各専門分野への応用。
・体が変われば息の使い方も変化する。息の中に心の在り方が現れる。自分自身の体をほぐすことでの気づき。
・武の身体技法の学習を通して、体の重心を再確認し、正しい体幹を身につける。しなやかで伸びのある動きが出来るようになることを目指す。日本の伝統芸能に共通する丹田を知る。
■授業計画・方法
《前期》                 《後期》
1.ガイダンス               1.ボディトークC
2.アレクサンダー・テクニークの基本的原理 2.ボディトークD
3.身体の基本構造と機能@         3.琉球舞踊@
4.身体の基本構造と機能A         4.琉球舞踊A
5.身体と心のはたらき@          5.空手@
6.身体と心のはたらきA          6.空手A
7.「自己の使い方」の探究@自己開発    7.空手B
8.「自己の使い方」の探究A自己開発    8.空手C
9.「自己の使い方」の探究B自己開発    9.空手D
10.「自己の使い方」の探究C自己開発    10.管打楽器を専門とする講師による実践的(集中授業で行う)@
11.「自己の使い方」の探究D自己開発    11.管打楽器を専門とする講師による実践的(集中授業で行う)A
12.「自己の使い方」の探究E自己開発    12.管打楽器を専門とする講師による実践的(集中授業で行う)B
13.ボディトーク@             13.管打楽器を専門とする講師による実践的(集中授業で行う)C  
14.ボディトークA             14.管打楽器を専門とする講師による実践的(集中授業で行う)D
15.ボディトークB・前期総括        15.後期総括
  定期試験を実施しない            定期試験を実施しない           
■履修上の留意点(授業以外の学習方法を含む)
・本授業の身体活動を行い易い体操着に類する服装で参加のこと。
・琉球芸能大合奏室の舞台に上がるため、靴下を持参のこと。
・ボディトークでは床に横たわるため、フェイスタオルまたはバスタオルを持参すること。
■成績評価の方法・基準
【方法】
平常点  70%
レポート 30%
【基準】 到達目標を観点として、履修規程に定める「授業科目の成績評価基準」に則り評価する。
■教科書・参考文献(資料)等
教科書
担当教員が配布する。
テキスト
担当教員の指示による。
参考文献
担当教員の指示による。
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