科目コード | 授業科目名 | 単位数 | 学期 | 授業区分 | |
16258 | 副科ピアノW | 1 | 後期 | 実技 | |
受講年次 | 担当教員名 | ||||
琉球芸能専攻3年次 | ○小沢麻由子・小杉裕一・和田紘平 |
■テーマ |
ピアノのより高度な演奏技法を習得する。 |
■授業の概要 |
ピアノの演奏技術の更なる向上を目指し、多彩な表現を持つ作品に取り組み、音楽作品としての演奏解釈も研究する。ディナーミクや音色、バランスの対比も表せるように、打鍵技術も学習する。 |
■到達目標 |
・今までに習得した演奏技法を活かし、古典派やロマン派の作品に取り組む。 ・個々の習熟度や達成度に応じた課題曲を設定し、多彩な音楽表現を研究する。 ・古典派、ロマン派又は近代の連弾作品にも取り組み、より複雑な構造の連弾曲を学習する。 ・試験はニ長調とロ短調の音階及びカデンツ及び、古典派又はロマン派の自由曲を演奏する。 |
■授業計画・方法 |
1.副科ピアノVの試験結果を振り返り、古典派又はロマン派の作品の中から個々の習熟度や達成度に 応じて、より相応しい課題曲を個別に決定し、♯2つの長短調の音階とカデンツに取り組む。 2.ニ長調の音階を学習し、課題曲の譜読みを確認する。 3.ニ長調の音階を学習し、課題曲をフレーズ毎に取り出して、指使いも確認する。 4.ニ長調のカデンツを学習し、課題曲をゆっくり演奏して、作品の音楽的構造を把握する。 5.ニ長調のカデンツを学習し、ペダル使用について、ハーモニーが濁らないよう研究する。 6.ニ長調の音階とカデンツを学習し、響きのバランスの配分を意識した演奏の研究をする。 7.ニ長調の音階とカデンツを学習し、テンポ・ルバートや、滑らかなレガート奏法を探求する。 8.ロ短調の音階を学習し、古典派、ロマン派又は近代の連弾曲を提示する。 9.ロ短調の音階を学習し、連弾曲のプリモを演奏して、旋律以外の合奏の演奏技術を学習する。 10.ロ短調のカデンツを学習し、連弾曲のセコンドを演奏して、合奏の発展的技法も研究する。 11.ロ短調のカデンツを学習し、連弾曲のペダルやバランス等の演奏表現の可能性を探る。 12.ロ短調の音階とカデンツを学習し、課題曲の音楽的表現について更に研究を重ねる。 13.ロ短調の音階とカデンツを学習し、暗譜での演奏に取り組み、自発的な音楽表現を試みる。 14.ニ長調の音階とカデンツを復習し、音色やペダリングに注意して、美しい響きを研究する。 15.ニ長調の音階とカデンツを復習し、暗譜で課題曲のより高い音楽的完成度を目指す。 定期試験を実施する。 |
■履修上の留意点(授業以外の学習方法を含む) |
継続的な練習計画を立てること。 |
■成績評価の方法・基準 |
【方法】 定期試験に於いて、音階演奏とカデンツ及び、与えられた課題曲の暗譜の正確さ(25%)、テンポ設定(25%)、様式感(25%)、音楽性を含めた完成度(25%)、等を総合的に判断し、担当教員の平均点により成績評価する。 |
【基準】 到達目標を観点として、履修規程に定める「授業科目の成績評価基準」に則り評価する。 |
■教科書・参考文献(資料)等 |
□教科書 教員の指示による |
□テキスト 個々の課題曲の楽譜は、学生個人が準備する。連弾曲の楽譜は、担当教員が提示する。 |
□参考文献 教員の指示による |