沖縄県立芸術大学
音楽部&大学院(修士課程)音楽芸術研究科 シラバス

科目コード 授業科目名 単位数 学期 授業区分
48212 舞台制作論B 2 後期 講義
受講年次 担当教員名
音楽文化専攻2〜3年次 ○谷本 裕、神谷武史
■テーマ
音楽・芸能の実演事業にかかわる企画・制作を深く学ぶ。
■授業の概要
舞台制作論Aを履修した者を対象に、ホールや劇場など、音楽をはじめとする舞台芸術の現場の現実を踏まえつつ、企画・制作全般に関わる知識やセンスをより専門的に、深く学ぶ。
■到達目標
大学ディプロマポリシーに基づき、
・公演をはじめとする舞台芸術事業を行う際の、企画・広報・制作・当日運営に関わる詳細を学ぶ。市中の舞台芸術・芸能の現場で行われている企画・制作の状況について専門的に理解する。
・近い将来の公演開催など事業実践に備えられるようになる。
・主体的に研究を継続し、学習内容を踏まえて社会的に実践を重ね、熟達していけるような基礎的理論を獲得する。
■授業計画・方法
1.アーツ・マーケティング(1)
2.アーツ・マーケティング(2)
3.広報、チラシ(1):チラシ掲載諸項目の詳説
4.広報、チラシ(2):実際の配布・使用の試み
5.広報、プレス資料作成
6.広報、SNSなどの自己裁量メディアの活用
7.集客管理(チケット管理)の詳細
8.当日にむけて:アーティストマネジメント(リハーサル計画)
9.当日にむけて:プログラムノートの編集
10.当日にむけて:舞台進行(ウラ方)の詳細
11.当日にむけて:会場運営(オモテ方)の詳細
12.当日にむけて:アンケートとその活用
13.当日にむけて:リハーサルとゲネプロ。計画と実践
14.公演総括
15.まとめと総括 定期試験は行わず、課題をレポートで課す。
■履修上の留意点(授業以外の学習方法を含む)
市中の劇場・ホールの広報体制や、音楽や芸能公演をはじめとする舞台芸術事業にふだんから注目し、どういった企画・制作が行われているのか、洞察する力を養うよう努めてほしい。ホール、劇場の経営についての書物にも親しんでほしい。
■成績評価の方法・基準
【方法】
(1)平常点40%(2)授業のミニレポート10%(3)レポート50%。
【基準】 到達目標を観点として、履修規程に定める「授業科目の成績評価基準」に則り評価する。
 
■教科書・参考文献(資料)等
教科書
教員の指示による。
テキスト
必要に応じ教員が配布する。
参考文献
・制作全般については
『公立文化施設職員のための制作基礎知識』地域創造 2004年
・音楽(とりわけ西洋芸術音楽)については
『クラシック・コンサートの制作の基礎知識』企画制作:社団法人クラシック音楽事業協会 2013年
・テーマごとの参考資料を、必要に応じ挙げる。
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