科目コード | 授業科目名 | 単位数 | 学期 | 授業区分 | |
48294 | 琉球芸能論B | 2 | 後期 | 講義 | |
受講年次 | 担当教員名 | ||||
琉球芸能専攻2〜4年次、音楽文化専攻2年次、音楽表現専攻3〜4年次(音楽学専攻・琉球芸能専攻2〜4年次) | 鈴木耕太 |
■テーマ |
琉球芸能についてさまざまな角度から考察する。 |
■授業の概要 |
琉球芸能の中から、「御冠船芸能」について講義を行う。特に組踊を中心に学習する。組踊の上演されてきた歴史、作品数、ジャンル、作者、内容、地方での上演作品について基本的な講義を行う。講義のなかでは、古典組踊の様式を理解することで「創作組踊」、「現代版組踊」なについても議論をしていく。 |
■到達目標 |
本科目を通して、組踊の上演の歴史、作品ジャンル、作品の内容、使用される音曲、衣裳、約束事など、組踊の基本的な知識を身につけ、説明できるようにする。 |
■授業計画・方法 |
パソコンによるプレゼンテーション、板書、音楽、映像、その他様々な資料を利用して講義を進める。 1.「冊封」と「芸能」について 2.「御冠船芸能」について(1700年代以前の冊封関係資料より) 3.「御冠船芸能」について(1719年以降の冊封関係資料より) 4.「朝薫五番」の「護佐丸敵討」について 5.「朝薫五番」の「執心鐘入」について 6.「朝薫五番」の「銘苅子」「孝行之巻」「女物狂」について 7.田里朝直」の組踊について 8.組踊の仇討物とジャンルについて 9.1800年代に誕生した組踊について@(「大川敵討」・「天願若按司敵討」・「忠士身替の巻」など) 10.1800年代に誕生した組踊についてA(「花売の縁」・「手水の縁」など) 11.現存する組踊の作品について 12.組踊と音曲について 13.地方で上演される組踊について 14.1838年(戌の御冠船)の演出について 15.まとめ(これまでの補足) (定期試験を実施する) |
■履修上の留意点(授業以外の学習方法を含む) |
履修にあたって、組踊の台本をあらかじめ音読できるようにしておくことが望ましい。予習として「執心鐘入」「護佐丸敵討」のあらすじを理解しておくこと。 |
■成績評価の方法・基準 |
【方法】 定期試験(60%)、平常点(リアクションペーパーの記述内容、小課題など)(40%)で評価する。 |
【基準】 到達目標を観点として、履修規程に定める「授業科目の成績評価基準」に則り評価する。 到達目標を観点として、履修規程に定める「授業科目の成績評価基準」に則り評価する。 |
■教科書・参考文献(資料)等 |
□教科書 教科書 なし。講義用レジュメや資料を配布する。 |
□テキスト 適宜、講義の中で指示する。 |
□参考文献 伊波普猷『校注 琉球戯曲集』(榕樹書林1992年)国立劇場おきなわ編『琉球・沖縄芸能史年表』(古琉球〜近代編)(国立劇場おきなわ2010年)矢野輝雄『組踊への招待』(琉球新報社2001年)矢野輝雄『組踊を聴く』(瑞木書房2003年) 宜保栄治郎『組踊入門』 |