沖縄県立芸術大学
音楽部&大学院(修士課程)音楽芸術研究科 シラバス

科目コード 授業科目名 単位数 学期 授業区分
50364(50334) 琉球舞踊実技Y 2・(3) 後期 実技
受講年次 担当教員名
琉球舞踊組踊コース3年次 〇高嶺久枝・比嘉いずみ
■テーマ
琉球舞踊における総合的な技と表現の習得と「心技一体」の精神性を学ぶ。
■授業の概要
琉球舞踊実技T・U・V・W・Xで学んだ実技の基礎を基に、琉球舞踊実技Yでは、古典女踊り・二才踊りなどの代表的な踊りの型・所作・舞台構成の仕方を分析、理解し、踊りのテンポ感や所作と音楽との間の取り方などを学ぶ。歴史的背景などを学習しながら表現の向上を目指し自らの身体表現動作に対する理解を深める。技術・表現の総合的な習得を段階的に心がけるが、技の向上だけでなく、礼節・モラルの重要性をも身につけるなどの「心技一体」の感性の習得をめざす。
■到達目標
・身体で捉えてきた舞台空間を舞台構成の仕方(出羽・中踊・入羽・方向)の分析が出来、音楽とのタイミングの取り方など総合的な琉球舞踊への認識と演技力が身に付くよう段階的に学習し基礎的な技の習得をめざす。
・心技一体を常にこころざし、見聞を広め、感性を高める努力をすることを目標とし舞踊家としての資質向上を図る。
・学内演奏会、定期公演の舞台発表の実践で成果を披露する。
■授業計画・方法
〈琉球舞踊〉:「古典女踊」「二才踊」「雑踊」「創作舞踊」の中から1〜2曲を選択し総合的な身体技法を習得する。(学生の習熟度に応じて指導する) 
1.ガイダンス
2.「琉球舞踊」:身体技法の習得@:歌詞・解説の理解と所作を習得する。
3.「琉球舞踊」:身体技法の習得A:所作と音楽を合せる。
4.「琉球舞踊」:身体技法の習得B:所作を習得する。
5.「琉球舞踊」:身体技法の習得C:所作と音楽を合せる。
6.「琉球舞踊」:身体技法の習得D:所作を習得する。
7.「琉球舞踊」:身体技法の習得E:所作と音楽を合せる。(達成度豆テストをする)
8.「琉球舞踊」:身体技法の習得F:歌詞・解説の理解と所作を習得する。
9.「琉球舞踊」:身体技法の習得G:所作と音楽を合せる。
10.「琉球舞踊」:身体技法の習得H:所作を習得する。
11.「琉球舞踊」:身体技法の習得I:所作と音楽を合せる。
12.「琉球舞踊」:身体技法の習得J:所作を習得する。
13.「琉球舞踊」:身体技法の習得K:所作と音楽を合せる。(達成度豆テストをする)
14.「琉球舞踊」:身体技法の習得L:歴史的背景と舞踊について理解する。
15. まとめ 定期試験を実施する
■履修上の留意点(授業以外の学習方法を含む)
・稽古着着用。実技実習ノ―トと筆記用具を持参すること。
・各種提出物の期限を厳守すること。
・計画に合わせて授業前後の自主練習を充分に行うこと。
・課題曲終了日には達成度豆テストを行う。
・履修にあたって、課題とする演目の歌詞・解説、歴史的背景は参考資料でよく読んで、実技実習ノ―トに書いておくこと。
■成績評価の方法・基準
【方法】
・平常点(20%)、レポート(10%)、定期試験(70%)。
 平常点は授業への参加状況、提出物等を総合し評価する。
【基準】 到達目標を観点として、履修規程に定める「授業科目の成績評価基準」に則り評価する。
■教科書・参考文献(資料)等
教科書
・教員の指示による
テキスト
・教員の指示による
参考文献
・矢野輝雄  『琉球舞踊の歴史』(1988年・築地書房)
・宜保栄治郎 『琉球舞踊入門』 (1979年・那覇出版社)
・大道 勇   『琉舞手帖』   (2010年・ボーダーインク)
・勝連繁雄  『琉球舞踊』の世界(2001年・ゆい出版)
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