科目コード | 授業科目名 | 単位数 | 学期 | 授業区分 | |
51119 (51016) |
音声生理学 | 2(2) | 前期(9月集中講義) | 講義 | |
受講年次 | 担当教員名 | ||||
作曲理論コース以外の音楽表現専攻1〜4年次 |
西浦美佐子 (c)五郎部俊朗 |
■テーマ |
音声器官の機能と発声のメカニズムを学ぶ |
■授業の概要 |
人間のことばに関わる構造(解剖学)と機能(生理学)について説明し、其の応用面(歌唱、せりふなど)についても説明する。更に音声障害についても注意事項を述べる。 |
■到達目標 |
・声を出すしくみを理解して、医学的アプローチから美しい発声を習得する。 ・声を健康に保ち、音声障害を予防する。 |
■授業計画・方法 |
上記の項目について視聴覚機器を使って(パワーポイント、DVDなど)説明する。音声・言語の表現方法のメカニズムと臨床例を示し、具体的な習得を学習させる。 1.発声に必要な耳鼻咽喉科学 2.音声障害の検査 3.音声障害をきたす疾患 4.職業歌手の医学的管理 5.発声のメカニズム@(粘膜、筋肉) 6.発声のメカニズムA(呼気の流れ) 7.発声のメカニズムB(呼吸) 8.語音の構音とその音響学 9.声の発達、年齢と声 10.ポップス歌手とオペラ歌手の違い 11.薬と声、手術と歌手 12.不安、芸術家気質、心理状態と声 13.良い声の歌手や俳優の資質とは 14.歌手の自己分析への手引き 15.まとめとレポート(定期試験を実施しない) |
■履修上の留意点(授業以外の学習方法を含む) |
・隔年(奇数年)開講。令和2年度開講せず。 ・理解、習得学習の為には可能な限り出席が必要。 音声生理学に関する本を1冊以上読み、講義に臨む。 |
■成績評価の方法・基準 |
【方法】 平常点50%、レポート内容50%として評価する。 |
【基準】 到達目標を観点として、履修規程に定める「授業科目の成績評価基準」に則り評価する。 |
■教科書・参考文献(資料)等 |
□教科書 教員の指示による。 |
□テキスト 教員の指示による。 |
□参考文献 「声と日本人」「声の呼吸法」(ともに平凡社、米山文明著)、声楽発声用語集(日本声楽発声学会)、「ヴォイス・ケア・ブック」(音楽之友社、西浦美佐子他訳)、その他耳鼻咽喉科教科書。必要があれば資料は配布する。 |