科目コード | 授業科目名 | 単位数 | 学期 | 授業区分 | |
51382(47231) | アジア音楽構造学B | 2 | 後期 | 講義 | |
受講年次 | 担当教員名 | ||||
作曲理論コース、音楽文化・琉球芸能専攻3〜4年次 | 〇長嶺亮子、與那城常和子 |
■テーマ |
アジアの音楽の理論 |
■授業の概要 |
沖縄音楽研究を念頭におきながら、中国およびインドネシアを中心としたアジアの他の音楽と比較研究を試みる。 中国の音楽については、古代の音律計算法、拍、テンポなどの中国音楽を構成するための基本理論を学び、それを発展させた戯曲音楽の構造についても取り上げる。 インドネシアの音楽については、ジャワガムランとバリガムランにおける周期性、音階、拍、リズム、テンポなどの視点から音楽構造を探る。授業は、実技と講義の両面から実施する。それにより総合的な理解を深める。 |
■到達目標 |
・中国およびインドネシアを中心としたアジアの音楽の理論を説明できる。 ・中国およびインドネシアを中心としたアジアの音楽と沖縄音楽の異同を説明できる。 |
■授業計画・方法 |
1〜9は長嶺、10〜15は與那城が担当する。 1.イントロダクション:アジアの音楽と諸理論 2.中国音楽@:三分損益その1 3.中国音楽A:三分損益その2 4.中国音楽B:板式その1 5.中国音楽C:板式その2 6.中国音楽D:戯曲音楽の構造その1 7.中国音楽E:戯曲音楽の構造その2 8.中国音楽F:戯曲音楽の構造その3 9.中国音楽G:中国音楽まとめ 10.インドネシアの音楽@:ジャワガムランの音楽構造(周期性、音階、拍について) 11.インドネシアの音楽A:ジャワガムランの音楽構造(リズム、テンポについて) 12.インドネシアの音楽B:ジャワガムランの音楽構造まとめ 13.インドネシアの音楽C:バリガムランの音楽構造(周期性、音階、拍について) 14.インドネシアの音楽D:バリガムランの音楽構造(リズム、テンポについて) 15.インドネシアの音楽E:バリガムランの音楽構造まとめ、インドネシアの音楽まとめ 定期試験は実施しない。 |
■履修上の留意点(授業以外の学習方法を含む) |
・授業毎に配布される資料や参考文献は、次回の講義までにしっかり読み込んでおくこと。 ・与えられたテーマに沿って数回程レポートを課す。 |
■成績評価の方法・基準 |
【方法】 レポートを課す(80%)、平常点・課題(20%) |
【基準】 到達目標を観点として、履修規程に定める「授業科目の成績評価基準」に則り評価する。 |
■教科書・参考文献(資料)等 |
□教科書 とくに指定はしないが、授業毎に資料を配布するほか、必要に応じて適宜、参考文献を紹介する。 |
□テキスト とくに指定はしないが、授業毎に資料を配布するほか、必要に応じて適宜、参考文献を紹介する。 |
□参考文献 藤井知昭編著『民族音楽概論』東京書籍、1992年。 皆川厚一編『インドネシア芸能への招待−−音楽・舞踊・演劇の世界』東京堂出版、2010年。 |