沖縄県立芸術大学
音楽部&大学院(修士課程)音楽芸術研究科 シラバス

科目コード 授業科目名 単位数 学期 授業区分
51404 比較舞踊実技W 1 後期 実技
受講年次 担当教員名
琉球舞踊組踊コース4年次 與那城常和子
■テーマ
・インドネシア・バリ島の伝統舞踊の習得
■授業の概要
・インドネシアのバリ島で伝承されている舞踊(バリ舞踊)には、女性舞踊・中性舞踊・男性舞踊の伝統舞踊がある。その基礎的な技法・身体の使い方・表現法を学ぶため授業では、女性舞踊「ペンデット」という踊りに取り組む。この踊りは女性舞踊の基礎が詰まった踊りであるため、実習を通して基礎の理解を深めたい。一つ一つの動きをゆっくりと確認し、その後ガムランの音源に合わせて踊っていく。全7回で習得できるよう努める。異国の伝統舞踊を体得することで琉球舞踊との相違について考え、また表現者として知識の幅を広げる。
本授業は集中講義である。
■到達目標
・バリ舞踊の基本的な型を体得する。
・全身の使い方や身体の重心をとらえる。
・表情の表現(目・首・喜怒哀楽など)を体得する。
・女性舞踊を習得する。
・バリ舞踊の化粧・着付け法を学ぶ。
■授業計画・方法
〈インドネシア・バリ舞踊〉:女性舞踊「ペンデット」の基礎的型を学ぶ。

1.ガイダンス。バリ舞踊について概説。
2.女性舞踊・中性舞踊・男性舞踊における基本の構えを学ぶ。
3.女性舞踊における基本の型「ペンデット」の習得のために全体像を把握する。
4.歩き、手・首・頭の動きの一つ一つを分解して習得する。
5.表情の表現の仕方を学ぶ。
6.「ペンデット」の実技実習@:動きを確認して習得する。
7.「ペンデット」の実技実習A:動きを確認して習得する。
8.「ペンデット」の実技実習B:動きを確認して習得する。
9.「ペンデット」の実技実習C:動きを確認して習得する。
10.「ペンデット」の実技実習D:ガムランの音源に合わせて習得する。
11.「ペンデット」の実技実習D:ガムランの音源に合わせて習得する。
12.「ペンデット」の実技実習F:ガムランの音源に合わせて習得する。
13.化粧法を学ぶ。
14. 衣装の着付け法を体得する。
15.まとめ :定期試験を実施する(化粧・着付けをした上で、習得した実技の試験を実施)
■履修上の留意点(授業以外の学習方法を含む)
・動きやすい運動着を着用(上:Tシャツ、下:トレーニングパンツ、スウェットパンツ、スパッツなど伸縮性のあるもの)
・汗をかくのでタオル・水を持参
・筆記用具を持参
・提出物の期限を守ること
■成績評価の方法・基準
【方法】
・平常点(30%)、レポート課題(40%)、定期試験(30%)
・平常点は授業への参加状況、コメントペーパーの提出状況を総合し評価する。
【基準】 到達目標を観点として、履修規程に定める「授業科目の成績評価基準」に則り評価する。
■教科書・参考文献(資料)等
教科書
・参考文献(資料)等。
・授業の際に資料およびレジュメを配布する。
テキスト
・教員の指示による
参考文献
・Ni Ketut Arini S.ST. “Teknik Tari Bali” 2014
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