沖縄県立芸術大学
音楽部&大学院(修士課程)音楽芸術研究科 シラバス

科目コード 授業科目名 単位数 学期 授業区分
52107〜8 弦楽実技W 4・4 前期・後期 実技
受講年次 担当教員名
弦楽コース4年次 ○岡田光樹、庭野隆之、市坪俊彦、吉田秀
■テーマ
・弦楽演奏法の総合的学習。
■授業の概要
弦楽実技Wは、弦楽実技Vの内容を踏まえ、総合的な学習を行う。
その際の課題としては、主にバロック期〜近・現代期に至る時代にあらわされた様々な作品や練習曲、ならびに各種教程の中から、学習者の適性や習熟度に応じて課題を設定し学習を行う。
■到達目標
@弦楽器演奏技術の修得および学習方法についての総合的な理解と実践。
Aさまざまな時代の作品における音楽様式とその表現方法への総合的な理解と実践。
■授業計画・方法
*個人指導による実技のため各回1時間(学則第29条)
1.ガイダンスと学習計画作成       8.試験課題の設定とその研究
2.練習方法の研究 (音階)       9.演奏解釈について(バロック・古典)
3.練習方法の研究(エチュード)     10.演奏解釈について(ロマン派)
4.さまざまなエクササイズ        11.これまでの振り返り
5.バロック期の作品研究         12.アンサンブルの要素について(第1回)
6.古典派の作品研究           13.アンサンブルの要素について(第2回)
7.ロマン派の作品研究          14.アンサンブルの要素について(第3回)
                    15.定期試験に向けてのまとめ
 
 
■履修上の留意点(授業以外の学習方法を含む)
1)前期実技試験の演奏時間は10分とする。(演奏時間を超える場合はカットすることがある)
2)後期実技試験は「卒業演奏」として実施し、15分以上35分以内の楽曲とする。その際、協奏曲や管弦楽を伴う独奏曲が望ましいが、楽器の特性などの理由により、ソナタや異なる楽曲の組み合わせによるプログラムの可とする。学習する楽曲、課題は担当教員と相談すること。
3)試験は暗譜で演奏すること。
4)その他、履修に必要な事柄は掲示板にて公示するので常に確認すること。
5)予習復習をしっかり行うこと。
6)提出物の期限を守ること。
7)上記、試験にかかわる諸規定が守られなかった場合は減点対象とすることがある。
■成績評価の方法・基準
【方法】
各授業における学習状況(30%)ならびに定期試験(70%)における結果をもとに総合的に評価する
試験においては、演奏における演奏技術の習熟度(音程、奏法等)と、音楽的表現力(音色、発想、演奏解釈、様式感)等といった観点を基に評価する。
【基準】 到達目標を観点として、履修規程に定める「授業科目の成績評価基準」に則り評価する。
■教科書・参考文献(資料)等
教科書
これまでに著されたバロック時代〜古典派における、各楽器種について著されたスタンダードな音楽作品、および音階教本、練習曲、エクササイズ、および基礎的要素を含む楽曲を学習者の習熟度に応じて設定する。(例:J.S.Bach:無伴奏ヴァイオリンソナタとパルティータ集 ベーレンライター出版)
テキスト
参考文献
上記に関連した、音楽辞典、楽書、および関連書籍、録音・録画等視聴覚資料
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