沖縄県立芸術大学
音楽部&大学院(修士課程)音楽芸術研究科 シラバス

科目コード 授業科目名 単位数 学期 授業区分
52168 副科ピアノU(琉) 1 後期 実技
受講年次 担当教員名
琉球芸能専攻1〜2年次 ○小沢麻由子・小杉裕一
■テーマ
ピアノの基本的奏法を習得する
■授業の概要
ピアノ奏法の習得が、各自の専門領域や楽器等の音楽的技量の向上に肝要であるので、継続して学習し、より高度な演奏技術を習得出来るよう指導する。

「副科ピアノT(琉)」の単位取得後、履修希望者を対象としたオーディションを実施、オーディション合格者のみが履修できる。オーディションは9月末に行い、課題曲および簡易な単旋律の初見視奏を課す。課題曲は8月上旬に発表する。
■到達目標
・ト長調並びにホ短調の音階及びカデンツを学習し、基本的な運指法を習得する。
・個々の習熟度や達成度に応じたブルグミュラー練習曲等を課題とし、演奏技術を学習する。
・連弾にも取り組み、合奏の基本や伴奏の演奏技法を研究する。
・試験は、ト長調とホ短調の音階及び、難易度がブルグミュラー練習曲程度以上の自由曲。
■授業計画・方法
履修希望者を対象に9月下旬に課題曲および初見視奏(片手)によるオーディションを行い、合格者が履修できる。課題曲は8月上旬に発表する。

1.担当教員と入学前のピアノ演奏体験の有無や学習状況について話し合い、個々の習熟度に応じて
 個別に課題曲を決定し、ハ長調及びイ短調の音階にも取り組む。
2.ハ長調の音階を学習し、課題曲の譜読みを確認し、片手ずつ学習する。
3.ハ長調の音階を学習し、曲を両手でゆっくり演奏出来るよう学習する。
4.ハ長調のカデンツを学習し、メロディーと伴奏のバランスを工夫出来るよう指導する。
5.ハ長調のカデンツを学習し、フレーズ毎に独立した表現が出来るよう学習する。
6.ハ長調の音階とカデンツを学習し、ミスタッチせずにインテンポで弾けるよう指導する。
7.ハ長調の音階とカデンツを学習し、ハーモニー感を習得させる。
8.イ短調の音階を学習し、自然なディナーミクで演奏出来るよう指導し、連弾曲を提示する。
9.イ短調の音階を学習し、連弾のプリモを演奏させ、合奏の基本を学習する。
10.イ短調のカデンツを学習し、セコンドを演奏させ、プリモに対する伴奏技法を学習する。
11.イ短調のカデンツを学習し、課題曲の完成度を高めるよう指導する。
12.イ短調の音階とカデンツを学習し、課題曲の暗譜での演奏に取り組ませる。
13.イ短調の音階とカデンツを学習し、課題曲を中断なく演奏出来るよう指導する。
14.ハ長調とイ短調の音階とカデンツを学習し、課題曲の演奏表現方法を研究する。
15.ハ長調とイ短調の音階とカデンツを復習し、課題曲の暗譜での演奏を確認する。
定期試験
■履修上の留意点(授業以外の学習方法を含む)
継続的な練習計画を立てること。
■成績評価の方法・基準
【方法】
定期試験において課題曲暗譜の正確さ(25%)、テンポ設定(25%)、様式感(25%)、音楽性を含めた完成度(25%)等を総合的に判断し、担当教員の平均点により成績評価する。
【基準】 到達目標を観点として、履修規程に定める「授業科目の成績評価基準」に則り評価する。
■教科書・参考文献(資料)等
教科書
特になし
テキスト
音階や個々の課題曲の楽譜は、学生自身が準備する。連弾曲の楽譜は、担当教員が提示する。
参考文献
特になし
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